【IRR】核合意破棄への懸念で通貨急落

イランが欧米6カ国と2015年に締結した核合意に関し、アメリカが破棄する可能性が高まっています。制裁の解除を前提としてきたイラン経済の成長期待は一気に低下し、通貨リアルの闇レートは急落。イラン情勢は当面、目が離せない状況になってきました。 トランプ米大統領が核合意「認めない」 アメリカのトランプ大統領は10月13日の演説で核合意について言及し、数年後には重要な規制が撤廃されイランが急速に…

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【USD】ハリケーン・エクスキューズ

アメリカの12月追加利上げへの期待にやや一服感が広がっています。8月から9月にかけてアメリカに上陸したハリケーンの影響が反映された経済指標だと、前月や前年の実績と正確に比較できないためです。経済指標をベースとした市場センチメントの形成は、来月以降になりそうです。 9月のインフレ関連指標は「参考」 9月19-20日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で、今後の引き締めに関してはインフ…

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【EGP】「アラブの春」代償は激インフレ

2010年代前半に中東で広がった反政府運動「アラブの春」は、長期政権を打倒したものの、その後の混乱は深まるばかりです。エジプトはその典型で、足元は激しいインフレに襲われています。今月末から日本-エジプトの航空路線が開設されますが、エジプト経済の再生に一助となるでしょうか。 ムバラク長期政権後の民主化に綻び チュニジアで長期独裁政権の打倒を目指した反政府デモ「ジャスミン革命」が2010年末…

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【USD】U6失業率は10年超ぶり低水準

10月6日に発表されたアメリカの9月雇用統計はハリケーンの影響が加味され、ちょっとした波乱がみられました。ただ、失業率の低下など、市場では雇用情勢の改善を好感したドル買いが強まる場面もありました。 アメリカの経済指標は上振れ継続 9月雇用統計は、失業率が4.2%(予想4.4%、前回4.4%)、非農業部門雇用者数は前月比-3.3万人(予想+8.0万人、前回+15.6万人→+16.9万人)、…

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【CZK】政権交代で通貨高一服の可能性

10月20-21日投開票のチェコ下院選(定数200)で、連立与党内での権力の構図が変化する可能性が高まっています。国内経済の高成長を背景に通貨コルナは上昇基調が続くなか、選挙結果を受けた連立の組み方次第では今後の値動きに影響が出るかもしれません。 高成長持続、当局はコルナ高を容認 10月3日発表のチェコ4-6月期国内総生産(GDP)は前年比+4.7%、前期比+2.3%と安定した成長が続く…

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【THB】2018年は激辛相場か

タイ政府のコメ買取り制度で有罪判決を受けたインラック前首相が、国外に逃亡したと伝えられています。来年にも実施が予定される総選挙では、「タクシン派」「反タクシン派」の長年の対立構造が鮮明となり、通貨バーツの値動きにも影響を与えそうです。 プミポン国王死去後も経済の好調を維持 プミポン国王(ラーマ9世)死去から間もなく1年。タイ経済は混乱に陥ることなく成長が持続しています。国内総生産(GDP…

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【NZD】連立協議入りで売り先行も

9月23日に行われたニュージーランド総選挙は、第1党となった国民党が過半数議席を獲得できず、他党との連立協議に入りました。協議の結果次第では大躍進の労働党を軸とした政権が発足する可能性もあり、週明け以降は各党の動きが注目されそうです。 与党はほぼ選挙前勢力を維持 総選挙の結果は、定数120議席のうち、国民党58(改選前議席59)、労働党45(同32)、緑の党7(同14)、ニュージーランド…

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【IQD】政治は先読み困難も通貨は安定

中東で主導権を争うサウジアラビアとイランに挟まれたイラク。そこにイスラム教の宗派やクルド民族との対立が絡み合い、同国の政治情勢はさらに複雑化しそうな様相です。こうした不安を抱えているものの、現時点で通貨ディナールは安定的に推移しています。 イスラム国掃討に成功しても新たな火種 イラクの治安部隊は北部の都市で、イスラム過激派組織イスラム国が拠点としていたイラク第2の都市モスルを今年6月末に…

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【MMK】ロヒンギャ問題の影響を注視

2011年の民主化を背景に高成長を遂げるミャンマー経済は、政治や社会の安定化が前提でした。しかし、少数派のイスラム教徒ロヒンギャの取り扱いをめぐり国際社会からの批判が強まれば今後の成長の妨げになる可能性もあり、通貨チャットの値動きにも影響を与えそうです。 民主化以降は緩やかなチャット安 ミャンマーは半世紀にわたる軍事政権から2011年3月以降に民主化が始まりました。2015年11月に行わ…

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【MXN】メキシコ大地震でペソの揺れは?

メキシコを襲ったマグニチュード8超の巨大地震は、来年の大統領選を控えに向け重要な試金石となりそうです。通貨ペソは、現時点でドル売り基調にサポートされていますが、政治の不安定化に懸念が強まればペソ安トレンドに逆戻りする展開も見込まれます。 大地震発生によるペソの売りは限定的 現地時間9月7日深夜(日本時間8日午後)にメキシコ沖の太平洋を震源とした大地震は、メキシコ南部を襲い、これまで90人…

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