ドル円予想:上げ渋り/米FOMCやブレグジットを見極め

本日のドル/円は上げ渋る値動きとなりそうです。重要イベントを控え様子見ムードが広がりやすいなか、米株高を受けた円売りが先行する見通し。
ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)やブレグジット論議を見極めようと、積極的なドル買いは入りづらいでしょう。




ドル111円30銭まで下落も

3月18日のドル/円は変わらず。週明けのアジア市場では、イギリスの欧州連合(EU)離脱が延期されるとの見方や15日のアメリカの株高を好感。日本株高/円安に振れやすい地合いが続きドルは111円半ばから後半に浮揚します。

ただ、連邦準備制度理事会(FRB)は19-20日開催のFOMCで弱気な姿勢になるとの観測が広がり、ドルはユーロや豪ドルなど、主要通貨に対して弱含みました。

欧米市場でも、ドルは111円台半ばを中心とした値動き。ユーロ/ドルが1.1350ドル台を明確に上抜けられるか関心が高まりましたが、利益確定売り売りに押され、その影響からドルは下値の堅い値動きに。

イギリスによる合意なき欧州連合(EU)離脱への懸念が再燃し、ドルは111円30銭まで下げる場面もありましたが、アメリカの株高でドルは持ち直し111円62銭で取引を終えました。

ドルはレンジ取引か

3月19日は状況に変わりがなく、前日と同様の展開となりそうです。夕方に発表されるイギリスの雇用関連指標やドイツ、ユーロ圏の賃金、景況感指数が低調になればポンドやユーロが売られ、ややドル選好地合いに振れやすくなるでしょう。

ただ、FOMC後の声明やパウエル議長の記者会見での発言はハト派的との見方を織り込む動きが予想され、積極的なドル買いは入りづらい見通し。

主な注目材料(日本時間)

09:30 豪10-12月期住宅価格指数、豪準備銀定例会合議事録
16:00 スイス2月貿易収支
16:00 独2月生産者物価指数
17:30 香港2月失業率
18:30 英1月雇用統計
19:00 独3月ZEW景況感
19:00 ユーロ圏10-12月期賃金、労働コスト指数、ZEW景況感指数
21:00 インド経常収支
21:55 米レッドブック
23:00 米1月製造業新規受注
未定 世界乳製品取引価格指数
(日程は変更になることもあります)




英国のEU強硬離脱に懸念再燃

本日アジア市場の早朝、ドル/円は111円40銭付近で推移。前日の米株高を受け、日本株買い/円売りが先行する見通し。111円台前半は押し目買いが観測され、足元の水準から急落する展開は想定しにくい状況です。

ただ、ブレグジットに関し、イギリスの合意なき離脱に懸念が再燃すればポンド/円やユーロ/円の下げがドル/円を押し下げる可能性はあります。

FRBの政策決定が日本時間21日午前3時で、それまでは全般的に様子見ムードが広がりやすいためドルは上昇、下落のどちらに動いても不自然ではないでしょう。
(おわり)

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