中国GDP受け円売り、ドル年初来高値を上抜けも

本日のドル/円は小じっかりとなりそうです。焦点の中国国内総生産(GDP)が想定以上の内容なら景気後退の懸念は弱まり円安方向に振れる見通し。

ただ、18日にも重要経済指標の発表が予定されるため、ドル・円の年初来高値上抜け後は上昇が限定的でしょう。




NY終値は3日連続で112円台

4月16日のドル/円は変わらず。17日以降の注目材料を前に模様眺めとなりました。値幅は111円80銭台から112円10銭までの20銭あまりと、極端に狭いレンジ内での取引に。

ドイツのZEW景気期待指数が予想を大きく上回り、リスク回避の円買いは縮小。112円付近の利益確定売りに下押しされながらも、米10年債利回りや株価の上昇で底堅く推移します。NY市場では最終的に112円01銭で引けました。

中国発の景気後退に警戒一服も

4月17日のドル/円は経済指標や株価、長期金利にらみの見通し。午前11時発表の中国経済指標は鉱工業生産と小売売上高が前回を上回るものの、GDPは前年を下回るとみられています。

中国の指標は3月31日の製造業PMI以降、堅調な内容が目立ち同国をはじめ主要国の腰折れ懸念が弱まるか注目。GDPは前回下振れが見込まれるものの、想定以上となれば市場心理は改善し、円売りに振れやすいでしょう。

今晩はユーロ圏の消費者物価指数(改定値)やイギリスの小売売上高、アメリカの卸売り在庫などの経済指標の発表が予定されます。指標が底堅い内容となれば、クロス円でリスク選好的な円売りに振れやすい見通し。

ただ、18日にはユーロ圏の製造業PMIやアメリカのフィラデルフィア製造業景気指数など注目される指標が控えており、ドルは年初来高値を上抜けてもその後の上昇は小幅にとどまるとみます。

主な注目材料(日本時間)

07:45 NZ1-3月期消費者物価指数
08:50 日3月貿易統計
11:00 中国1-3月期国内総生産、鉱工業生産、小売売上高




17:00 ユーロ圏2月経常収支
17:00 南ア3月消費者物価指数
17:30 英3月消費者物価指数、小売物価指数、生産者物価指数
18:00 ユーロ圏3月消費者物価指数、2月貿易収支
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
20:00 南ア2月小売売上高
21:30 米2月貿易収支
21:30 カナダ3月消費者物価指数、2月貿易収支
23:00 米2月卸売在庫、卸売売上高
03:00 米ベージュブック(米地区連銀経済報告)
休場:インド、ノルウェー(半日)
(日程は変更になることもあります)

ドル指数は伸び悩みも

本日アジア市場の早朝、ドル/円は112円銭付近で推移。NY株式市場はまちまちでしたが、日本株の小幅高で序盤は112円付近でのもみ合いが見込まれます。ドルは前週末から111円台に下げてもNY終値では112円に戻すため、上昇方向に振れやすいようです。

ただ、ドル指数の週足はもみ合いで、ドル買いトレンドとは言いにくい状況です。午前7時45分発表の前回下振れ予想のNZ消費者物価指数が底堅い内容なら利下げ観測は一服しそうです。
(おわり)

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