今日のドル円:上げ渋り/米FOMC後の株価・金利にらみ

本日のドル/円は上げ渋る値動きとなりそうです。米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の政策方針を探る展開。

想定ほどハト派寄りでなくドル買いに振れても、世界経済の減速やなどリスク要因を考えると上昇は限定的で、株価や長期金利の動向に左右されるでしょう。




NY終値は3日連続で111円40銭台

3月19日のドル/円は変わらず。アジア市場では、日経平均株価や上海総合指数の弱含みを手がかりに111円半ばから円高方向に振れ、一時111円10銭台まで軟化します。

その後は日本株の下げ幅縮小により株価の反転を見込んだ円売りが膨らみ、同時に国内勢などによる買戻しでドルは小幅に回復。ただ、ユーロ/ドルが1.1350ドル台を目指す展開となり、ドルの戻りを弱めました。

欧米市場では、ブレグジット合意案に関しメイ政権が今週の議会提出を見送る方向。合意なき欧州連合(EU)離脱の可能性が再び浮上しており、リスク要因として意識されました。

ドル/円は株高などを手がかりに111円47銭まで持ち直す場面もありましたが、この日発表されたアメリカの製造業新規受注の予想下振れがドルの上昇を抑え、NY市場では111円41銭で取引を終えました。

ドル独歩高なら新興国通貨安に警戒

3月20日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が焦点。1月以降に発表されたインフレや製造業関連の低調な内容を受け、FRBの慎重姿勢はすでに織り込み済みで、バランスシートの縮小などによりどの程度のハト派的かを探る展開となりそうです。

想定ほど弱気ではないとの見方が広がれば、ドルはこのところ上昇が抑えられていた反動で買戻しが強まる可能性はありますが、株価や長期金利の動向に影響を受けるでしょう。

一方で、ドル独歩高となればトルコリラや南アランドなど新興国通貨の急落にもつながりかねず、クロス円がリスク許容度低下の円買いが強まればドル/円を押し下げるシナリオも想定されます。

主な注目材料(日本時間)

06:00 韓国2月生産者物価指数
06:45 NZ10-12月期経常収支
08:30 豪WMI先行指数
08:50 日銀金融政策決定会合議事録
13:00 マレーシア2月消費者物価指数
16:00 独2月生産者物価指数
16:05 タイ中銀定例会合/政策発表
17:00 台湾2月輸出
17:00 南ア2月消費者物価指数
18:00 ポーランド2月工業生産高、生産者物価指数
18:30 英2月消費者物価指数、生産者物価指数、住宅価格指数 、小売物価指数
20:00 英3月CBI産業受注動向
20:00 米MBA住宅ローン申請件数
20:00 イスラエル1月工業生産高
20:00 南ア1月小売売上高
22:00 ロシア2月失業率
00:00 コロンビア1月貿易収支
03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)/政策発表
03:30 米準備制度理事会(FRB)議長記者会見
休場:スリランカ
(日程は変更になることもあります)




米ナスダックの上昇を好感か

本日アジア市場の早朝、ドル/円は111円30銭台で推移。前日のNY株式市場はダウが下げたもののナスダックはプラスで終えており、日本株高スタートなら111円台前半の押し目買いが観測されます。

ただ、FOMCを見極めるムードから日中はレンジ取引の見通し。引き続きブレグジットに関するイギリス政府の動向、来週にも再開が見込まれる米中貿易交渉の行方がドルの下押し要因となりそうです。
(おわり)

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