今日のドル円:伸び悩み/米休場でドル買い低調、非常事態の影響軽微

本日のドル/円は伸び悩む展開となりそうです。米中貿易交渉の楽観的な見通しから、警戒の円買いを巻き戻す動きは続く見通し。欧州通貨売りを背景としたドル選好地合いも見込まれます。ただ、アメリカの休場に伴い、材料難でドル買いは手控えられるでしょう。

米非常事態の影響を注視

2月15日のドル/円は小反落。アジア市場では、トランプ米大統領による非常事態宣言の影響に懸念が広がり、株売り・円買い方向に。また、午前中に発表された中国の消費者物価指数などインフレ指標が低調な内容が嫌気され、中国株も軟調となって円買いが進み、ドルは110円20銭台まで弱含みます。その後は米中貿易交渉にらみとなり、110円台前半で一進一退の値動きとなりました。

欧米市場では、アメリカの経済指標を材料視。小売売上高は12月分ほどではなかったものの、1月分も低調となり消費の弱さが意識されます。年内は利上げ不要とのデイリー・サンフランシスコ連銀総裁によるハト派寄りの発言も、ドルを下押し。3連休を控えポジション調整のドル売りも加わりますが、NYダウの大幅高がドル売りを弱め、ドル/円は110円44銭で取引を終えました。

欧州通貨売りでドル選好

2月18日はアメリカのプレジデンツ・デーの祝日に伴う休場などで、全般的に薄商いの見通し。主要な経済指標の発表も少ないなか、ドイツ連銀の月例報告が注目されます。昨年10月の月例報告で10-12月期は回復に向かうと楽観的な見通しを立てていましたが、下方修正を余儀なくされそうです。ユーロ/ドルの下げが、ドルを小幅に押し上げるかもしれません。

■主な注目材料(日本時間)
08:50 日12月機械注文コア
09:00 英ライトムーブ住宅価格指数
09:30 シンガポール1月貿易収支
11:30 タイ10-12月期国内総生産
17:20 台湾経常収支
20:00 ドイツ連銀月例報告
22:00 ロシア月次国内総生産、生産者物価指数
休場:カナダ、アメリカ
(日程は変更になることもあります)

米中協議への期待継続

アジア市場早朝の取引で、ドル/円は110円40銭付近で推移。この後は米株高を受けた日本株高に伴う円売りで、110円半ばから後半にかけての取引となりそうです。トランプ大統領が米中貿易交渉に関して楽観的な見通しを示し、引き続き円売りに振れやすい地合いを予想します。また、欧州通貨売りも引き続きドルの押し上げ要因。ただ、材料難でドルの上昇ペースは緩慢になりそうです。

一方、トランプ大統領の非常事態宣言は法廷闘争に突入し、今後の行方が注目されます。アメリカの最高裁判事が保守派で固められつつある現実を考慮すると、政権側優位とみられますが、目先は株売り・ドル売りを誘発する材料にはなりにくいでしょう。とはいえ、政策運営の遅れは、ドル買いを弱める要因になりかねません。

(おわり)

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