今日のドル円:小じっかり/株高継続なら円売り方向、米中交渉にらみ

本日のドル/円は小じっかりの値動きとなりそうです。朝方から円売り方向に振れており、日本株高などが支援材料となる見通し。ドル111円付近では売り圧力が強いものの、米中貿易交渉の進展期待を背景とした円売りが観測されます。

ドルは週の高安わずか49銭

2月22日のドル/円は小幅安。アジア市場では引き続き米中貿易交渉やブレグジットの進展待ちで、売り買いともに動きづらい展開となりました。期待と警戒でポジションは傾けにくく、方向感の乏しい値動き。そうしたなか、豪中関係の悪化や豪準備銀の来年の利上げ観測、NZ準備銀の利下げへの思惑から豪ドルとNZドルに動意がみられますが、ドル/円相場への影響は限定的でした。

欧米市場では、トランプ米大統領と習近平中国国家主席が近く首脳会談を開催する方向と報じられたのを受け、ポンドや豪ドル、NZドルがドルと円に対して上昇。ただ、この日発表されたドイツのIFO景況指数の悪化でユーロは軟調地合いとなり、ユーロはさえない値動きとなりました。とはいえ、ドル/円も動意はみられず、110円65銭で週の取引を終えました。1週間の値幅はわずか高安49銭にとどまりました。

ブレグジット延期の報道も

2月25日の取引は、引き続き貿易交渉に関する米中両国の動向が注視されます。前週末時点で、ムニューシン米財務長官は両国の通貨問題は合意に達したことを明らかにしており、安全通貨として前週買われていたドルは売られやすい見通し。トランプ政権が求める国有企業の優遇策の見直しに抵抗しているもようで、米中交渉は3月1日の期限を延長したうえで、最終的に首脳会談で合意したい考えです。

なお、ブレグジットに関しては、イギリスのメイ首相が3月29日の欧州連合(EU)離脱を2カ月延期する方針と報じられ、円売り材料と見込まれています。

主な注目材料(日本時間)

06:45 NZ10-12月期小売売上高
09:00 シンガポール10-12月期国内総生産
14:00 日12月景気動向指数
14:00 シンガポール1月消費者物価指数
16:00 デンマーク1月小売売上高
16:30 スイス10-12月期雇用水準
17:00 チェコ1月生産者物価指数
18:00 ポーランド1月失業率
20:00 英2月CBI流通業売上高
20:00 イスラエル失業率
22:30 米1月シカゴ連銀景気指数
22:30 ブラジル1月経常収支
23:00 メキシコ10-12月期国内総生産
23:00 イスラエル中銀定例会合/政策決定
00:00 米12月卸売在庫
00:00 メキシコ10-12月期経常収支
00:30 米2月ダラス連銀製造業景況指数
05:00 アルゼンチン小売売上高
休場:フィリピン、クウェート
(日程は変更になることもあります)

週明け早朝は円売り先行

本日アジア市場の早朝、ドル/円は110円60銭台で寄り付き、やや円売り方向となり一時110円77銭まで上昇。6時45分に発表されたNZ10-12月期小売売上高の予想を上回る内容を受けNZドルがドルや円に対して強含み、クロス円の上昇がドル/円を小幅に押し上げました。この後は、22日の米株高を背景に日本株高に振れ、円売りが続けばドルは111円台を目指す展開となりそうです。

110円半ば以下は本邦勢の押し目買いで下げづらく値動きに変わりはないでしょう。ドルは前週上値の重さが目立ちましたが、米中交渉の進展期待を背景に株高が続けば110円後半の利益確定売りを突き崩す可能性はありそうです。

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