今日のドル円:底堅い/ブレグジットへの警戒で消去法的な買い

本日のドル/円は底堅い値動きとなりそうです。イギリスの合意なき欧州連合(EU)離脱の可能性からポンドやユーロに売られやすい見通し。

ドルには消去法的な買いで下げづらいものの、米経済指標が低調な内容となれば戻りは限定的になると予想します。




NY市場でドルは一時110円95銭

3月21日のドル/円は小幅高。東京市場は春分の日の祝日による休場で薄商い。前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備制度理事会(FRB)が先行きの金融政策について一段の慎重姿勢を示し、市場には2019年の利上げ休止、2020年の利下げに思惑が広がります。

それを受け、アジア市場では序盤からドル全面安となり、110円70銭台から110円30銭台まで水準を切り下げました。

欧米市場では、イギリスのEU強硬離脱への警戒感が再び広がり、ポンドとユーロの売りが強まり、相対的にドル買い基調に。その影響でドル/円は110円95銭まで値を切り上げ、111円回復に迫る場面もありました。

この日発表されたフィラデルフィア製造業景況指数は前回のマイナスからプラスに転じたこともドル買いを支援。110円80銭で取引を終え、クロス円は下げ渋る値動きとなりました。

ユーロ圏の経済指標を嫌気も

3月22日は、引き続きイギリスのEU離脱に向けた動きが注目されます。前日の取引同様にポンドやユーロの売りが強まればドルを押し上げる展開となり、ドル/円がクロス円の下げを弱める可能性はありそうです。本日のドイツのユーロ圏の製造業PMIはユーロ売り要因に。

一方、アメリカの製造業PMIや中古住宅販売戸数は前回を上回る見通し。ただ、やはり引き締め方針の後退で買戻しは限定的とみます。

主な注目材料(日本時間)

08:30 日2月消費者物価指数
16:00 デンマーク3月消費者信頼感
17:00 台湾2月失業率
17:30 独3月製造業PMI、サービス業PMI
18:00 ユーロ圏1月経常収支、3月製造業PMI、サービス業PMI
19:30 ロシア中銀定例会合/政策発表
21:00 英中銀四半期報告書
21:30 カナダ2月消費者物価指数、1月小売売上高
22:45 米3月製造業PMI、 サービス業PMI
23:00 米2月中古住宅販売戸数、1月卸売在庫
05:00 コロンビア中銀定例会合/政策発表
(日程は変更になることもあります)




ドルに消去法的な買い

本日アジア市場の早朝、ドル/円は110円80銭付近で推移。前日のNY株式市場で主要指数が堅調な値動きとなり、日本株高に振れればドルは111円を目指す展開が見込まれます。ただ、ブレグジットの不透明感で欧州通貨は売られ、中銀の慎重姿勢でオセアニア通貨も買いづらく、ドルは消去法的な買いにとどまる見通し。

ドルはFOMC後の下げからある程度持ち直すものの、週末の調整による売りなどが戻りを抑えると予想します。
(おわり)

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