ドル円予想:底堅い/株高受け円売り先行もFOMC見極め

本日のドル/円は底堅い値動きとなりそうです。株高継続なら円売りがドルの下値を支える見通し。ただ、材料難のなか、今週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)のスタンスを見極めようと、積極的にドルを買う動きは期待できそうにありません。




NY市場でドル一時111円38銭

3月15日のドル/円は小反落。アジア市場では、序盤は円売り主導で112円を目指す展開となったものの、午後以降は失速。日銀による一段の緩和政策への期待感もありましたが、政策的な見解は維持され、円売りは縮小します。また、北朝鮮がアメリカとの非核化協議の停止を検討するとの報道により地政学リスクから円買い方向に振れ、ドルは111円半ばまで値を下げる場面もありました。

欧米市場ではもみ合いが続いた後、この日注目されたアメリカの鉱工業生産やNY連銀製造業景気指数など製造業関連の下振れを嫌気した売りが強まり、ドルは一時111円38銭まで売り込まれました。その後発表されたミシガン大学消費者信頼感が予想を上回る内容となり、ドルは持ち直します。ただ、株価は上昇基調を維持したものの、長期金利の戻りは鈍く、ドルは111円半ばで取引を終えました。

材料難でFOMCを見極め

3月18日のドル/円は下値が堅い反面、上値の重い展開を予想します。前週発表されたアメリカの経済指標は予想を下回る内容が目立ち、連邦準備制度理事会(FRB)が19-20日に開催するFOMCでのハト派的な姿勢を織り込んだ株高がドルを押し上げそうです。ただ、今後の金融政策を考えると積極的なドル買いは進めにくく、FOMCでの見解を見極めようと111円台でのレンジ取引が続くでしょう。

主な注目材料(日本時間)

08:50 日2月貿易収支
09:00 英ライトムーブ住宅価格指数
09:30 シンガポール2月非原油部門輸出
13:30 日1月設備稼働率、鉱工業生産
17:00 チェコ2月生産者物価指数
18:00 チェコ1月経常収支
19:00 ユーロ圏1月貿易収支
20:30 チリ10-12月期国内総生産
22:00 ポーランド1月消費者物価指数、経常収支
23:00 米3月NAHB住宅市場指数
23:25 フィリピン1月財政収支
(日程は変更になることもあります)




米株高で日本株買い/円売り先行

本日アジア市場の早朝、ドル/円は111円50銭付近で推移。前週末の米株式市場でNYダウなど主要指数が強含んだことから、日本株高/円安でスタートし、ドルは111円半ばから上昇方向に振れやすいでしょう。日中は株価にらみで円売りが続くものの、ドル買い材料が乏しいため失速する可能性がありそうです。ただ、111円台前半は押し目買いが見込まれ、ドルは底堅く推移すると予想します。
(おわり)
twitter:@DollarYenNavi

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