ドルは伸び悩み/上昇基調継続も中国経済指標に注目、週末の売りも

本日のドル/円は上値の重い値動きとなりそうです。ブレグジットの最悪シナリオの回避などリスク要因の後退で円買いは弱まり、中国の経済指標次第では112円を目指す展開に。

ただ、週末でもあり株高が継続できなければドルの上昇は一服する可能性もあります。




欧米市場でドル一時111円69銭

4月11日のドル/円は大幅反発。この日の午前中に発表された中国のインフレ関連指標が上振れ予想と一致。中国経済の減速への過度な懸念は後退し、円安方向に振れました。ただ、重要イベントをこなし模様眺めとなり、値動きは限定的。

欧米市場では、上昇基調となった米10年債利回りを手がかりとしたドル買いで111円69銭まで水準を切り上げ、最終的に111円66銭で引けました。

中国やインドの経済指標に注目

4月12日は、中国の貿易統計が注目材料です。3月31日の製造業PMIや翌4月1日の財新製造業PMI、さらに11日の消費者物価指数などインフレ指標が底堅い内容で、中国経済の減速懸念は一服。

国際通貨基金(IMF)は目先の成長について一段の慎重な見方を示し懸念は残るものの、米中貿易交渉の合意も見込まれており悲観的な見解は短期的に弱まっているようです。

インドの総選挙は7回に分けて行われますが、その第1回の投票が11日に実施されました。本日発表される同国の鉱工業生産など経済指標が堅調となればそのままモディ政権への得票につながりやすく、メーン・シナリオである与党存続を期待したルピー買いに振れそうです。

主な注目材料(日本時間)

06:00 韓国3月輸出物価指数、 輸入物価指数
07:30 NZ3月PMI
07:45 NZ3月電子カード小売り販売数
10:00 シンガポール1-3月期国内総生産
12:00 中国3月貿易収支
14:00 シンガポール2月小売売上高
15:00 ルーマニア2月鉱工業生産
16:00 ハンガリー2月鉱工業生産




17:00 チェコ2月経常収支
18:00 ユーロ圏2月鉱工業生産
21:00 インド3月消費者物価指数、2月鉱工業生産、製造業生産
21:00 ポーランド2月経常収支
21:30 米3月輸出物価指数、輸入物価指数
23:00 米4月ミシガン大学消費者信頼感指数
00:00 コロンビア2月鉱工業生産、小売売上高
休場:スリランカ
(日程は変更になることもあります)

200日移動平均線を上抜け

本日アジア市場の早朝、ドル/円は111円60銭付近で推移。足元では200日移動平均線(111円44銭)を上抜けており、サポート・ラインに変わった可能性もあります。ただ、前日のNY株式市場はまちまちで日本株は小幅高がとどまれば、円売りの勢いは弱まるでしょう。週末のため調整の売りも見込まれます。

一方、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め休止の観測から、目先も株価の上昇に連動した値動きも予想されます。
(おわり)

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