来週もドル上げ渋り、112円台定着を目指す展開

来週のドル/円は上げ渋る値動きとなりそうです。中国経済の減速に過度な警戒は遠のき、円買いは後退。

ただ、米国の経済指標で腰折れ懸念が強まれば連邦準備制度理事会(FRB)の利上げなしなど緩和姿勢が観測され、ドル売りにつながりやすいでしょう。




米GDP下振れならドル売り

4月15-19日の週は、週明けから極端に狭いレンジ取引が続きました。111円台後半では押し目買いが観測され、NY終値は112円台に戻して取引を終えるなど下値の堅さが目立ちます。

一方で3月5日に付けた年初来高値を前に上げ渋り、17日にようやくその水準を上抜け112円16銭まで強含みました。ただ、その後はドル買い/円売りが続かず、111円後半を中心とした値動きとなっています。

18日に発表されたユーロ圏の製造業PMIは景況判断の節目50を予想外に下回りました。2019年中は利上げを見送る欧州中銀(ECB)の一段の緩和姿勢に思惑が広がり、ドルと円に逃避資金が流入しそうです。

一方、アメリカの小売売上高は予想を上回る堅調な内容となった反面、フィラデルフィア連銀製造業指数は低調に。FRBのハト派寄りの政策スタンスに影響は乏しく、ドルは上昇後に失速します。

4月22日に始まる第4週は、ゴールデンウィーク(10連休)直前で、持ち高調整の売りが出やすい見通し。

経済指標としては、ユーロ圏消費者信頼感(23日)やドイツIFO企業景況感(24日)、アメリカは3月耐久財受注(25日)、1-3月期国内総生産(GDP)速報値(26日)のほか、企業決算も材料視されます。米GDPが想定以上に減速すれば失望感による株売り、ドル売りが強まる可能性もあるでしょう。




19日は主要国の休場で薄商い

4月19日のドル/円は、引き続き上昇しにくい相場となりそうです。アジア市場の早朝は112円付近で推移。この後は米株高を受けた日本株高による円売りが先行し、ドルは底堅い値動きが見込まれます。

ただ、アジアや欧米の主要国が聖金曜日に伴う休場となり、閑散商いでドルの上昇は小幅にとどまるとみます。

主な注目材料(日本時間)

06:00 韓国3月生産者部下指数
08:30 日3月全国消費者物価指数
21:30 米3月建築許可件数、住宅着工件数
休場:香港、中国、シンガポール、インド、オーストラリア、ニュージーランド、ユーロ、スイス、フランス、イギリス、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、カナダ、米国、メキシコ、ブラジル、南アフリカ
(日程は変更になることもあります)
(おわり)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする