ドルは上値が重い/26日の米GDPにらみ買い手控え

本日のドル/円は上値の重い値動きとなりそうです。111円台は押し目買い需要が観測され下値の堅さを意識。また、世界的な景気減速への懸念を背景とした円買いは後退するでしょう。

ただ、26日の米国内総生産(GDP)を前に積極的な買いは手控えられるとみます。




NY市場でドルは一時112円を回復

4月23日のドル/円は変わらず。アジア市場では日本株が反落した場面で円買いが強まり、ドルは一時111円60銭台まで下げました。ただ、111円台の押し目買いで112円付近まで持ち直します。

欧米市場では、アメリカの住宅関連指標が堅調で、米長期金利の上昇を手がかりに112円台を回復。111円70銭台に失速後は堅調な米国株を背景にドル買いに振れ、111円87銭で引けました。

ユーロは1.12ドルを守れるか

4月24日は午後5時のドイツIFO企業景況感指数が注目されます。23日のユーロ圏消費者信頼感指数は予想以上に悪化し、域内の回復の兆しはみえません。本日のIFO指数がそれを裏づける内容となれば、ユーロ売りが出やすい地合いとなる見通し。

もっとも、ユーロ/ドルはサポートラインとして意識される1.12ドルまで軟化しており、下げが小幅にとどまればユーロは買戻しも見込まれます。

その場合、ドル/円に下押し圧力がかかるでしょう。23日のアメリカの製造業関連指標に弱かったことも、ドル買い控えの要因となりそうです。そのため、26日の1-3月期GDPの注目度は一段と高まり、見極めるムードが広がりやすいでしょう。

同GDPは現時点で前期比年率+2.0%と予想されますが、+2.0%を割り込んだ場合には長期金利や株価が下げ、ドル売り基調が強まる展開を予想します。

一方、原油高で資源通貨に買いが入りやすい地合いのなか、今晩のカナダ銀行(中銀)の政策決定が注目されます。政策金利は据え置きの公算ですが、金利正常化の方針を堅持すればカナダドルは売りづらいでしょう。

主な注目材料(日本時間)

10:30 豪1-3月期四半期消費者物価指数
13:00 マレーシア3月消費者物価指数
13:30 日2月全産業活動指数
14:00 日2月景気一致指数・ 先行指数




17:00 スイス4月ZEW期待指数
17:00 独4月IFO企業景況感指数
17:00 ポーランド3月失業率
19:00 英4月CBI産業受注動向
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
23:00 カナダ中銀定例会合/政策発表
23:00 メキシコ4月前半のCPI
04:00 アルゼンチン3月貿易収支
(日程は変更になることもあります)

NYダウの反発で株高/円安方向も

本日アジア市場の早朝、ドル/円は111円80銭台で推移。この後はアメリカの株高を受けた日本株高で円売りが先行し、ドルは112円付近での推移が続きそうです。

午前10時半の豪消費者物価指数(CPI)は前回下振れが予想され、利下げ観測再燃で豪ドル/円の下げがドル・円をけん引する可能性もあります。ただ、ドル/円は111円台では押し目買いで底堅い値動きが見込まれます。
(おわり)

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