ドルは底堅い/欧米の経済指標受け円買い後退、米景気再拡大も

本日のドル/円は底堅い値動きが続きそうです。本日発表されるユーロ圏の重要経済指標はほぼ前回並みと予想され、域内経済の減速懸念が弱まり円買いは後退する見通し。

また、アメリカの景気再拡大への期待感からドル買いも見込まれます。




欧米市場でもレンジ取引

4月29日のドル/円は変わらず。アジア市場では、東京市場が皇位継承に伴う大型連休の休場で同意の薄い値動きとなりました。

その後の欧米市場でも、高安30銭程度のレンジ取引に。ユーロ圏の消費者信頼感やアメリカの個人消費支出など経済指標は予想を下回ったもののほぼ想定内の悪化にとどまり、リスク回避の円買いは限定的となります。ドルは、米長期金利の上昇で111円89銭まで強含む場面もありました。

ユーロ買戻しでドル下押しも

4月30日は引き続き欧米の経済指標が手掛かり。午後3時のドイツ消費者信頼感や午後6時のユーロ圏域内総生産(GDP)、同失業率などは弱いものの、想定に沿った内容となればユーロは約2年ぶりの安値圏で買戻しが入る可能性も。

その際にはドルに下押し圧力がかかり、ドル/円は111円半ばにいったん下げるかもしれません。ただ、ドルは押し目買いが入りやすく下げは小幅にとどまるでしょう。

一方、アメリカ経済は前週末の強いGDPを受け、景気再拡大への思惑は継続する見通し。今晩の消費者信頼感は前回を上回る観測で、株高などを通じて買いが入りそうです。

本格化する米企業決算も1-3月期は減益が見込まれていたものの、主要企業は底堅い業績を示しており株価を押し上げています。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を控えドルは買いづらくドル/円は上値が押さえられるでしょう。

主な注目材料(日本時間)

08:00 韓国3月鉱工業生産、小売売上高
10:00 中国4月製造業・非製造業PMI
10:00 NZ4月企業信頼感
10:45 中国4月財新製造業PMI
15:00 独3月輸入物価指数
15:00 独5月GfK消費者信頼感調査
15:00 ロシア4月製造業PMI
15:00 ノルウェー3月小売売上高、2月失業率
16:00 スイス4月KOF景気先行指数
16:00 トルコ1-3月期観光収入、3月貿易赤字
16:55 独4月失業率、失業者数




18:00 ユーロ圏1-3月期域内総生産、3月失業率
19:00 イスラエル1-3月期失業率
21:00 独4月消費者物価指数
21:00 ハンガリー中銀定例会合/政策発表
21:00 南ア3月貿易収支
21:30 米1-3月期雇用コスト指数
21:30 カナダ2月国内総生産、3月鉱工業製品価格・原料価格指数
21:55 米レッドブック
22:00 米2月S&P/CS住宅価格指数
22:00 メキシコ1-3月期国内総生産
22:45 米4月シカゴPMI
23:00 米4月消費者信頼感指数
23:30 米4月ダラス連銀サービス部門収益
休場:日本、ベトナム、ウクライナ、キプロス、スウェーデン
(日程は変更になることもあります)

中国の製造業PMIは50を上回る

本日アジア市場の早朝、ドル/円は111円60銭台と、前日NY終値付近で推移。東京市場の休場でこの後もレンジ取引が続く見通し。

午前10時に発表された中国の製造業PMIは前回の大幅改善に比べると弱い内容ですが、景気判断の節目である50を上回っており、腰折れを懸念した円買いはそれほど強まらないとみます。
(おわり)

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