ドルは底堅い/米インフレ鈍化観測も強いGDPで選好地合い継続

本日のドル/円は底堅い値動きとなりそうです。アメリカのインフレ鈍化への観測から積極的な買いは手控えられる見通し。

ただ、欧州経済の低迷が続くなか、強い国内総生産(GDP)を受け景気再拡大への思惑で相対的にドル買いに振れやすい地合いを予想します。




26日NY市場でドル一時112円台

4月26日のドル/円は変わらず。アジア市場では、東京株式市場が平成最後の取引となり上昇期待が広がったものの、実需の買い一巡で失速。ただ、111円台では引き続き押し目買いの強さを示しました。

海外市場では、焦点の米1-3月期GDPが前期比年率+3.2%と想定を上回る内容が好感され、一時112円台を回復。半面、インフレ物価指数の鈍化を嫌気した売りがドルを下押しし、ドルは111円60銭で引けました。

米PCEコア指数は前回下振れ予想

4月30日は、引き続きアメリカ経済の景気動向が焦点。午後9時半発表の個人消費支出(PCE)コア指数は前年比+1.7%と前回を下回る見通しで、インフレ鈍化により連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ期待後退を受けたドル売りが見込まれます。

一方で、アメリカは主要国のなかで唯一拡大路線を維持しており、ドル選好地合いは続くでしょう。そのため、下落局面でも111円台前半で下げ止まるとみます。

主な注目材料(日本時間)

11:00 ベトナム消費者物価指数、鉱工業生産、小売売上高、貿易収支
16:30 スウェーデン3月貿易収支




17:30 香港3月貿易収支
18:00 ユーロ圏4月製造業信頼感、消費者信頼感、経済信頼感
18:00 アイスランド4月消費者物価指数
21:30 米3月個人消費支出、個人所得
23:30 米4月ダラス連銀製造業景況指数
休場:日本、ベトナム、インド、セルビア、モンテネグロ、ウクライナ、ルーマニア、キプロス、ブルガリア、エジプト、レバノン
(日程は変更になることもあります)

スペイン総選挙を受けユーロは軟調か

本日アジア市場の早朝、ドル/円は111円60銭付近で推移。東京市場は皇位継承に伴う大型連休で薄商いとなり、値動きは小幅にとどまりそうです。ただ、アメリカの株式先物のマイナス圏推移でドルは買いづらいようです。

一方、28日に行われたスペインの総選挙で極右政党の躍進を嫌気したユーロ売りが夕方以降に見込まれ、ドルをサポートする展開となるでしょう。
(おわり)

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