ドル下げ渋り/米FOMCで慎重姿勢を堅持も株高が下支え

本日のドル/円は下げ渋る展開となりそうです。アメリカので連邦公開市場委員会(FOMC)で引き締めに慎重なスタンスが示される見通し。

それを受け、米長期金利の低下を手掛かりにドル売りに振れるものの、株高がドルの下値を支えるでしょう。




海外市場でドル一時111円24銭

4月30日のドル/円は弱含み。アジア市場では、中国の製造業関連指標が予想を下回ったものの、景気判断の節目である50以上を維持したことで、円買いは限定的に。

その後、ユーロ圏の経済指標の上振れで2年ぶり安値圏で低迷していたユーロに買戻しが入り、ドル/円は111円24銭まで下押しされます。ただ、株高の場面もあり、ドルは111円40銭台まで戻して取引を終えました。

米FRBはハト派姿勢維持でドル売りも

5月1日は、米FOMCが焦点。連邦準備制度理事会(FRB)は4月30日と5月1日のFOMCでの討議を踏まえ、政策金利の引き上げは見送る公算。4月26日に発表された1-3月期国内総生産(GDP)は予想を大きく上回ったものの、インフレ指標は鈍化。

その後の個人消費支出も伸び悩んでいるため、FOMC後の声明やその後のパウエル議長会見などで年内の利上げゼロに思惑が広がるでしょう。

それを受け、米10年債利回りが低下すれば、ドル売り基調に振れやすい展開が見込まれます。ただ、企業業績はまちまちながら、想定ほど悪化しておらず、株高で指数が過去最高値を更新する展開となればドルをサポートする可能性もあります。

前日はユーロ買戻しの影響でドルは押し下げられましたが、ユーロ買いは一服しており、ドルは111円前半は維持するとみます。

主な注目材料(日本時間)

07:30 豪4月製造業PMI
07:45 NZ1-3月期就業者数増減・失業率
09:00 韓国4月貿易収支
15:00 英4月住宅価格指数




17:30 英4月製造業PMI、3月モーゲージ承認件数
19:30 タイ4月消費者物価指数
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:15 米4月ADP雇用統計
22:45 米4月ISM製造業景況指数、製造業PMI、3月建設支出
03:00 米FOMC、終了後政策金利発表
03:30 パウエルFRB議長記者会見
休場:日本、中国、香港、韓国、台湾、ロシア、ドイツ、スイス、スウェーデン、インド、南ア、ブラジルほか
(日程は変更になることもあります)

ドル111円台は維持か

本日アジア市場の早朝、ドル/円は111円40銭付近と、NY終値付近で推移。この後は東京市場の連休のほかメーデーで中国や欧州の主要市場が休場となるため、薄商いのなかレンジ取引が続きそうです。

前日安値の111円24銭が下値メドとして意識され、今晩は111円台を維持できれば、ドルは目先底堅さを増すと予想します。
(おわり)

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