ドルは戻りが鈍い/中国の対米報復関税で摩擦激化

本日ドル/円は戻りの鈍い展開となりそうです。中国側はアメリカに対する報復措置に踏み切る方針で、貿易戦争を懸念した円買い主導の見通し。

安全通貨のドル買いで大幅安は避けられるものの、連鎖的な世界株安を嫌気した円買いがドルの戻りを抑えるでしょう、




NY市場でドル109円割れは回避

5月13日のドル/円は大幅反落。アジア市場では窓を空けて寄り付いたものの、前週109円半ばで下げ止まった経緯から、底堅く推移します。その後の欧米市場では一転して円高基調に。

アメリカによる10日の制裁関税に対して中国側は市場が対米報復関税に踏み切り、リスク回避的な円買いでクロス円が急落。ドルは一時109円02銭まで下げました。ただ、押し目買いで109円31銭に戻し、取引を終えています。

安全通貨のドルに買いも

5月14日は引き続き米中貿易摩擦がテーマ。両国の対立激化で世界経済の腰折れにつながるとの懸念から、リスク回避的な円買い主導の展開となりそうです。また、ドイツやユーロ圏の経済指標が低調だと連鎖的な株安に振れやすく、円は一段高の見通し。

もっとも、安全通貨としてドルにも買いが入りやすいためユーロ/ドルは上げ渋り、ドル/円の下げは小幅にとどまるでしょう。

主な注目材料(日本時間)

06:00 韓国4月輸入物価
08:50 日3月経常収支
09:30 豪5月Westpac消費者信頼感指数
10:30 豪4月NAB企業景況感指数
14:00 日4月景気ウォッチャー調査‐現状判断DI・先行き判断DI
15:00 独4月消費者物価指数、生産者物価指数
15:30 スイス4月生産者物価指数
16:00 トルコ3月鉱工業生産




17:30 英3月平均所得、4月失業保険申請件数、4月失業率
18:00 独5月ZEW景況感調査・期待指数
18:00 ユーロ圏3月鉱工業生産、5月 ZEW景況感指数
18:30 南ア1-3月期失業率
21:30 米4月輸出物価指数、輸入物価指数
21:55 米レッドブック
(日程は変更になることもあります)

日経平均の大台割れで円一段高

本日アジア市場の早朝、ドル/円は109円20銭台で推移。NYダウの617ドル安など米大幅株安を受けた日本株安で円買い先行が見込まれます。日経平均株価は21000円の大台を割り込む公算。

ドルは押し目買いで109円台を維持できたとしても市場センチメントは悪化する見通しで、戻りは小幅にとどまると予想します。
(おわり)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする