ドル上げ渋り/株高で円売り継続も、節目付近の売りが下押し

本日のドル/円は上げ渋る展開となりそうです。前日発表されたアメリカの製造業関連の経済指標が堅調となり、株高を背景としたドル買い/円売り継続の見通し。

ただ、心理的節目110円付近の売りがドルを下押しするでしょう。週末の売りも見込まれます。




NY市場でドル一時109円96銭

5月16日のドル/円はしっかり。日経平均株価の弱含みを受けた円買いや豪ドル売りの連れ安で、ドル/円は109円33銭に弱含んだが、押し目買いでドルは109円半ばに戻します。

欧米市場では、ユーロ買いの先行でドルは109円30銭台に下げた後、米フィラデルフィア連銀製造業景気指数の堅調な内容を受け株価や長期金利が上昇し、ドルは一時109円96銭まで強含み。最終的に109円84銭で引けました。

米個人消費の伸びに注目

5月17日は引き続き株価や長期金利、ユーロにらみ。日中は株高を手がかりに円売りに振れやすく、ドルは110円回復の可能性もあります。午後11時発表の米5月ミシガン大学消費者態度指数は前回を小幅に上回ると予想され、株高でドルが押し上げられそうです。

その後は週末の調整による売りも出やすく、ドルは上げ渋ると予想します。米中貿易交渉やイラン情勢の不透明感による円買いも引き続きドルを下押しするとみます。

主な注目材料(日本時間)

07:30 NZ4月PMI担当者指数
07:45 NZ1-3月期生産者物価指数
13:30 日3月第三次産業活動指数
15:00 独4月生産者物価指数




17:30 香港1-3月期域内総生産
18:00 ユーロ圏4月消費者物価指数、3月建設支出
23:00 米5月ミシガン大学消費者態度指数、4月景気先行指標総合指数
(日程は変更になることもあります)

ユーロ買戻しならドルの重石に

本日アジア市場の早朝、ドル/円は109円80銭付近で推移。この後は米株高を受けた円売りに振れやすく、ドルは109円半ばから後半で底堅く推移する見通し。株価や長期金利を手がかりに110円台定着を目指す展開となるでしょう。

半面、前日の欧米市場ではイタリア財政懸念でユーロが大きく売られた影響でドルが選好された側面もあり、本日はユーロが買い戻されればドルの重石となりそうです。
(おわり)

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