はじめに

初めまして。

通信社の記者時代に政治を担当し、
首相の外遊に同行してアフリカを訪れたことがあります。
個人の旅行ならまず行かないところです。

通貨単位はエチオピアがブル、ガーナはセディと
その時初めて知り、
実勢レートなど調べていくうち
通貨に興味を持つようになりました。

ほどなくして担当が外為市場にかわり
通貨についての研究を深めていきました。

現在は外為アナリストとして
ドルやユーロ、ポンドなど主要通貨から
セルビアディナールや北朝鮮ウォンなど
実際に取引されていない通貨まで、
為替や外為ではなく「通貨」という観点から
ウォッチしています。

通貨は経済のカテゴリーに分類されますが
実は政治や歴史、文化などと密接に関連しています。
それぞれの国の象徴ともいえるでしょう。

自分の場合は
長く担当してきた政治からアプローチしています。

例えば、ドル・円の値動きは
露骨なぐらいに日米関係を反映しています。

米国がドル高を望めばドル高・円安に
逆にドル安にしたいならドル安・円高に
基軸通貨国であることをいいことに
やりたい放題です。

日々の通貨の価値は需給で決まるかもしれません。
しかし、中長期的な通貨の価値となると
当事国間の力関係で決まっていきます。

通貨の価値は政治力で決まる
――を持論とする所以です。

通貨政策は、安全保障と同じぐらい
国家の重要な施策です。

世界の中で日本はどのように道を切り拓くべきか
そんな道筋を読者の皆さんと
考えていきたいと思います。

なお、見出し部分のアルファベット3文字は
国際標準の通貨コードで、
国名コード(2文字)+通貨の頭文字(1文字)
という構成になります。
「JPY」(日本円)、「USD」(米ドル)などは
日常でもよく見かけますが、
「CZK」(チェココルナ)や「COP」(コロンビアペソ)
などはあまり馴染みがないかもしれません。

余談ながら、
外為市場をカバーしていたのは2年間だけでしたが、
当時の取材先とは担当を離れた今も
プライベートで親しく付き合う仲間になりました。

数年ぶりに会ったのに
つい最近話したかのように
まったくブランクを感じさせない会話を楽しめる
そんな屈託のない関係を
今後も続けていきたいと考えています。

末永くお付き合いいただければ幸いです。

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