ドル安継続、オセアニアに下値警戒

米中貿易摩擦への懸念が再燃しています。週末の米雇用統計が意識されるため下落ペースは鈍いものの、ドル売り基調は継続する見通しです。また、本日は豪準備銀の政策決定や世界乳製品価格指数の発表がオセアニア通貨売りの手がかりとなる可能性もありそうです。

ドルはまたしても心理的節目を意識

アメリカのトランプ政権が3月に鉄鋼・アルミ製品の輸入制限に踏み切ったのに対し、中国は即座に対抗措置も辞さない姿勢を示したことから、米中貿易摩擦への懸念が強まりました。その後、両国は協議による解決に向け歩み寄ると期待されましたが、中国が2日に豚肉や果物への報復関税による対抗措置を発表。アメリカは中国の投資制限も検討するなど、貿易摩擦への警戒が再び広がっています。
米中貿易戦争は、単に両国の通商問題にとどまらず、5月にも行われる米朝首脳会談にも影響を与える可能性があり、東アジアの安定化の観点でも不安が高まりそうです。このため、前週のリスク選好的な円売りは巻き戻され、ドル・円は足元で105円台で推移しています。やはり107円付近の上値の重さが嫌気された前週末以降の流れは目先も続き、心理的な節目である105円を意識した取引となるでしょう。

オセアニア通貨売りに警戒も

米中貿易摩擦が激化すれば、影響は広範囲に広がる見通しです。特に、中国経済の成長が鈍化した場合、同国と交易関係の深いオーストラリアやニュージーランドの経済への波及は避けられません。本日は豪準備銀の定例会合でハト派寄りの見解が示された場合、豪ドルは通商問題への懸念も加わり売り圧力を強めるかもしれません。同様に、乳製品価格の弱含みはNZドル売りのきっかけになるでしょう。

NAS100は下落トレンド継続か

CFDは、NAS100の値動きに注目します。15分足でみると、足元は6400ポイント付近で下げ渋っているようにみえますが、1時間足でみた場合、3月中旬の7100ポイント台からの下落トレンドが続いています。4時間足では昨年から6250ポイント付近で下げ止まっており、その水準まで下げてから反発というシナリオを描けます。一方で、逆三尊とみれば、6250ポイントを下抜けると本格的な下落トレンドかもしれません。

本日の注目イベント

06:00 韓国外貨準備
07:00 NZIER企業景況感
08:00 韓国消費者物価指数 (CPI)
08:30 豪3月製造業PMI
08:50 日マネタリー・ベース
10:30 豪求人広告件数
13:15 サウジアラビア3月PMI
13:30 豪準備銀定例会合
14:00 インド3月製造業PMI
15:00 ドイツ2月小売売上高、同生産者物価指数
15:30 スウェーデン3月製造業PMI、豪商品価格指数
16:00 ポーランド3月製造業PMI、チェコ10-12月期国内総生産(GDP)、
ノルウェー3月製造業PMI、トルコ3月消費者物価指数 (CPI)、同生産者物価指数 (PPI)
16:15 スイス2月小売売上高
16:30 スイス3月PMI、チェコ3月PMI
17:00 ユーロ圏3月製造業PMI
17:30 英3月製造業PMI、香港2月小売売上高
21:00 ブラジル2月鉱工業生産
21:55 米レッドブック
22:00 南ア3月国内自動車販売
時間未定 世界乳製品取引価格指数
04:30 自動車販売合計
休場:ボツワナ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする