米通商政策に警戒、東欧通貨に注目

ドル・円は前日から106円台に上昇したものの、トレンドとしては下落方向が続きそうです。ドル買いが手控えられるほか、本日発表のユーロ圏の経済指標が堅調なら、ユーロ買いでドルは下押しされるでしょう。他通貨ではルーマニア・レウが注目されます。

ドルは買いづらくユーロ選好か

ドル・円は前日のアジア市場で、105円台後半で下げ渋ったことで下値の堅さが確認され、ショートカバーにより106円台に切り返したとみられます。ただ、米中間の貿易摩擦への懸念は残り、どちらかといえばドル売りの地合いが続くと予想します。ユーロ圏の消費者物価指数(CPI)や失業率は前回から改善が見込まれており、欧州中銀(ECB)の引き締め期待を背景にユーロ買いが入れば、ドルの下押し要因となるでしょう。
反面、6日の米3月雇用統計発表やパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を見極めようと積極的には動きづらいため、ドル売りは限定的とみられます。今晩の米3月ISM非製造業景気指数などの経済指標が想定通りの内容となり株価が大きく崩れなければ、ドルは106円付近を維持する見通しです。金融正常化への観測を背景とした米長期金利の持ち直しも、ドル売りを弱めるでしょう。

ルーマニア中銀は3会合連続利上げも

本日開催されるルーマニア国立銀行(中銀)の定例会合では、3会合連続で利上げされるか注目されます。ルーマニアは2015年7月から2017年1月まで物価がマイナス圏で推移し、2017年2月からプラスに転じています。政府主導によるデフレ対策が奏功したもようですが、直近の2018年3月のCPIは前年比+4.7%と上昇ペースは急激で、引き締め期待が高まっています。利上げ実施により、通貨レウは買いが見込まれます。

JPN225はなお下落トレンドか

CFDは、JPN225の値動きに注目します。4時間足では1月以降の下落トレンドが継続し、1時間足でもそれが確認されています。ただ、30分足では持ち直しつつあり、15分足は直近高値の21613ポイント付近を上抜ければ、トレンド展開の可能性もあるでしょう。一方、SPX500は、1時間足では引き続き下落トレンドとみられます。
■注目材料
08:00 英BRC店頭価格指数
10:30 豪2月建築許可件数、同小売売上高
10:45 中国3月財新サービスPMI
14:00 インド3月サービス業PMI
15:00 ロシア3月サービス業PMI
15:30 ルーマニア国立銀(中銀)定例会合/政策発表
17:00 ポーランド消費者物価指数 (CPI)
17:30 英3月建設業PMI
18:00 ノルウェー3月住宅価格指数
18:00 ユーロ圏3月消費者物価指数 (CPI)、同2月失業率
20:00 米MBA住宅ローン申請件数指数
21:15 米3月ADP非農業部門雇用者数増減
22:00 ブラジル3月サービス業PMI
22:45 米3月サービス業PMI
23:00 米3月ISM非製造業指数、同耐久財受注、同2月製造業新規受注
休場:台湾、オマーン

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