ドル買い手控え、中南米通貨買いは?

本日のドル・円は、上値の重い展開となりそうです。明日の米3月雇用統計や連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を控え、買いは慎重になる見通し。また、前日買われたメキシコペソやブラジルレアルは買い継続か、見極める展開を予想します。

米中摩擦への過度な懸念は後退

ドル・円は前日NY市場でじり高となり、106円前半から後半に値を上げました。3月ADP雇用統計で民間部門雇用者数が+24.1万人と予想の20.8万人を大きく上回り、明日の3月雇用統計の上振れに思惑が広がりました。それを受け、米10年債利回りが上昇し、ドルを押し上げたようです。また、NYダウの堅調地合いもドル買いを支援。中国のアメリカに対する報復関税を背景とした米中貿易戦争への過度な懸念は和らいだとみられます。
米中摩擦への懸念がなお残るなか、本日のドル・円は伸び悩むでしょう。明日の米雇用統計の内容と、パウエルFRB議長の講演に市場の関心は移っています。特にパウエル議長は、「デビュー」となった3月20-21日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、「言い回しはハト派寄りだった」(ある市場筋)とみられ、引き締め姿勢を確認したいもようです。このため、積極的なドル買いは入りづらく、107円台の定着は微妙です。

中南米通貨は政治情勢で動意も

前日上昇したメキシコペソは、北米自由貿易協定(NAFTA)における協議の行方に楽観的な見方が広がり、メキシコ株の上昇がペソを押し上げたもようです。一方、貿易をめぐる米中対立の影響が懸念され、ブラジル株は軟調となりレアルは弱含みました。足元ではルラ元大統領の有罪判決に関する最高裁の審理が再開され、注目されています。今年10月に予定される大統領選に出馬の可能性がさらに遠のけば、レアル売りに振れそうです。

NAS100は底打ちか

CFDでは、引き続きNAS100の値動きに注目します。1時間足では3月中旬から下落基調に振れていますが、足元では6570ポイントに持ち直しています。6340ポイントで底を打った可能性もあり、上昇基調が継続するか見極めが必要でしょう。
■本日の注目材料
08:00 韓国2月経常収支
08:30 豪3月AIGサービス業指数
09:30 豪2月貿易収支
10:00 NZ商品価格指数
    フィリピン3月消費者物価指数(CPI)
12:30 タイ3月消費者信頼感
13:00 マレーシア2月貿易収支
14:00 インド3月サービスPMI
15:00 独2月製造業新規受注
デンマーク国内総生産(GDP)、2月失業率
15:30 スウェーデン3月サービス業PMI
16:00 ハンガリー2月小売売上高
16:15 スイス3月消費者物価指数(CPI)
16:15 南ア3月全体経済PMI
16:30 スウェーデン工業生産
16:55 独3月サービス業購買部協会景気指数
17:00 ユーロ圏3月サービス業PMI
17:30 英3月サービス業PMI
18:00 ノルウェー3月住宅価格指数
18:00 ユーロ圏2月生産者物価指数 (PPI)、同小売売上高
18:20 インドネシア3月消費者信頼感指数
18:30 南ア3月企業マインド
20:30 チリ2月経済活動
21:30 米失業保険申請件数
21:30 米2月貿易収支
21:30 カナダ2月貿易収支
22:00 メキシコ3月消費者信頼感
23:30 ブラジル3月自動車売上
休場:中国、香港、台湾、イスラエル

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする