ドル下値堅い/ECB注視/南北会談

本日のドル・円は下値の堅い値動きとなりそうです。米債増発観測で長期金利の先高観を背景としたドル買い基調は継続の見通し。また、欧州中銀(ECB)理事会・総裁会見ではハト派寄りの姿勢が見込まれ、ドルを押し上げる要因となるでしょう。

ドル109円台を維持、株高も支援

前日の取引で、ドル・円はアジア市場で109円台を回復し、欧州市場では一時108円台に下げたものの小じっかりとなり、NY市場では109円45銭まで強含みました。金利差重視のなか、米国債増発観測を背景に10年債利回りがさらに騰勢を強めて3.033%まで上昇。また、24日は米国株が大幅安となりましたが、25日はダウとS&Pが反発したこともドル買い基調につながったとみられます。
26日は、今晩開催のECB理事会と今日・明日の日銀金融政策決定会合で緩和的な金融政策維持への思惑から、ドル買い基調が続く見通し。アジア市場では日本株高や米長期金利の高水準推移を手がかりに、109円台半ばを中心とした値動きが続きそうです。ECB理事会では引き締め観測が高まりにくく、ドルの押し上げ要因に。NY市場では好決算を背景とした株高で、ドルに買いが入りやすいでしょう。

南北会談では円売り観測、ドルは調整の売りも

日足の一目均衡表の基準線が上向きに転換しており、チャート上でも上昇トレンドが続いています。一方で、108円台からの上昇ペースの速さが意識されるほか、心理的節目となる110円手前の強い売りに上昇を阻止される公算で、109円半ば付近からは上値が重くなりそうです。109円後半は日本の大手企業による想定レート付近でもあり、売り買いは交錯するとみられます。
一方、韓国の文在寅韓国大統領と北朝鮮の金正恩北朝鮮朝鮮労働党委員長による27日の南北首脳会談は、円売りの手がかりとして注目されます。午前中に拡大会談、午後に両首脳の単独会談が予定され、共同宣言で非核化に踏み込んだ内容が盛り込まれれば、来月にも行われる米朝首脳への期待感が高まり、リスク選好的な円売りに振れやすい展開となるでしょう。
■主な注目材料
08:00 韓国1-3月期国内総生産(GDP)
10:30 豪1-3月期輸入物価指数、輸出価格
14:00 シンガポール3月鉱工業生産
15:00 独5月GfK消費者信頼感
15:00 ノルウェー2月失業率
16:00 スウェーデン4月消費者信頼感、製造業マインド
16:30 スウェーデン中銀定例会合/政策発表、3月生産者物価指数、同貿易収支
18:30 南ア3月生産者物価指数
19:00 英4月CBI流通業売上高
19:00 イスラエル2月工業生産高
20:45 欧州中銀(ECB)理事会/政策発表
21:30 米3月耐久財受注、同貿易収支、失業保険申請件数
21:30 ドラギECB総裁会見
23:00 メキシコ3月失業率
25-28日 ASEAN首脳会議、ASEAN経済共同体(AEC)協議会
休場:タンザニア

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