ドル下値は堅い、韓国ウォン買い継続も

本日のドル・円は下値の堅い値動きとなりそうです。引き続きアメリカの長期金利が高水準で推移すれば、ドル売りは仕掛けづらい見通し。その他、南北首脳会談を終え、朝鮮半島の非核化に向けた期待感から、韓国ウォン買いに振れやすい地合いとなりそうです。

米長期金利にらみ、下値の堅さを意識も

4月27日の取引を振り返ってみると、アジア市場では米10年債利回りが弱含みながらもドル・円は109円台前半で持ちこたえ、海外市場でショートカバーにより小じっかりとなり一時109円53銭まで値を切り上げました。その後発表された1-3月期国内総生産(GDP)は、前年比年率+2.3%と予想を上回ったものの、実質消費者支出の鈍化が嫌気され、ドルは下げに転じ一時108円台に弱含みました。
ただ、108円97銭で下げ止まった値動きをみると、下値の堅さが意識されているもようで、米10年債利回りが大きく低下しなければドルは週明け以降も109円台前半を中心にもみあう展開を予想します。一方で、ドルは4月24日に109円台を回復した後、3営業日連続して109円50銭付近で上値が押さえられています。5月4日には米4月雇用統計を控えており、ドルは上値が重くなる可能性もありそうです。

南北会談通過、東アジアの安定に期待

4月27日に行われた南北首脳会談は、現時点での評価は分かれるものの、東アジアの安定に向け一歩を踏み出したことは大きな前進といえるでしょう。北朝鮮への韓国の経済協力などの詳細は、徐々に決まるとみられます。米朝首脳会談の内容にもよりますが、日本はこれまでの対米従属外交の問題点が露呈され、東アジアの安定化では将来的に資金を拠出することしか求められな立場になるでしょう。
他方、ドル高基調が鮮明となるなか、韓国ウォンが下げ渋っています。昨年12月以降は1ドル=1060-1080ウォンを中心としたレンジ内でもみあっており、米朝首脳会談で東アジアの非核化、安定化への期待がさらに高まれば、ウォン買いが強まるかもしれません。足元の韓国の経済指標は底堅い内容が目立ち、週明け30日の韓国3月鉱工業生産は低調でしたが、ウォンは引き続き売りづらい値動きを予想します。
■主な注目材料
08:00 韓国3月鉱工業生産、小売売上高
10:00 中国4月製造業PMI、非製造業PMI
10:00 NZ4月業況判断
13:00 タイ3月鉱工業生産
14:00 シンガポール1-3月期景気予想
15:00 デンマーク3月失業率
    ノルウェー3月小売売上高
    独3月小売売上高
16:00 トルコ3月貿易赤字
    スイス4月KOF先行指数
16:30 タイ3月貿易収支、民間消費
17:00 1-3月期域内総生産
19:00 イスラエル1-3月期失業率
20:00 チリ3月失業率
20:30 インド3月インフラ生産高
21:00 南アフリカ3月貿易収支
    独消費者物価指数
    チリ3月鉱工業生産
21:30 米3月個人消費支出
21:30 カナダ3月鉱工業製品価格
22:00 メキシコ国内総生産
22:45 米4月シカゴ連銀景気指数
23:00 米3月中古住宅販売保留指数
00:00 コロンビア3月失業率
00:30 ウクライナ3月経常収支
04:00 ボツワナ中銀定例会合/政策決定
休場:日本、中国、ベトナム、スリランカ、ハンガリー、カザフスタン、ラトビア、ウクライナ、モンテネグロ、エクアドル、アルゼンチン

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