ドル伸び悩み、豪ドルは弱含みか

本日のドル/円は伸び悩む展開となりそうです。アメリカの長期金利の回復余地から買われやすいものの、金融政策や経済指標の発表を前に積極的な動きは手控えられる見通し。一方、オーストラリア準備銀は引き締めに消極的で、豪ドル売りに振れやすいでしょう。

米ISM製造業を注視、6月利上げに思惑

4月30日は、アジア市場が日本や中国の休場で薄商いのなかドル/円は底堅い値動きとなりました。その後の欧米市場では、ユーロ売りを背景にドルがやや選好される地合いでしたが、ドルは109円半ばの売り圧力に上昇を阻止され、NY市場終盤に109円09銭まで弱含んでいます。引き続き109円付近で押し目買い、109円半ばで利益確定売りと、109円前半を中心に方向感の乏しいレンジ取引でした。
本日は、アジア市場はほとんどが休場、東京はゴールデン・ウィークの谷間で閑散商いのなか、日本株安でドルはさえない値動きとなりそうです。ヨーロッパ、中東、アフリカも休場で取引量は少なく、小動き。NY市場ではアメリカの4月ISM製造業景況指数が注目されます。先行指標のフィラデルフィア連銀製造業指数が堅調だったものの、耐久財受注はやや低調で、今晩のISMは想定通りの内容が見込まれます。
アメリカ国債の増発が観測されるなか、10年債利回りは2.93%台から2.95%台に持ち直し、節目の3%に回復するとの見方や連邦準備制度理事会(FRB)の6月利上げ期待で、ドル買い基調に変わりはないでしょう。ただ、いずれにしても、1-2日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)や4日の雇用統計を控えドルの積極的な売り買いは慎重になるとみられ、心理的節目の110円にはなお距離がありそうです。

豪準備銀は慎重姿勢継続、豪ドル買い後退

アジア取引時間帯では、豪準備銀の政策発表が材料視されます。政策金利の据え置きは織り込み済みで、アメリカの金利逆転を受け引き締めに対するスタンスが注目されます。ただ、4月24日に発表された1-3月期の豪消費者物価指数(CPI)などインフレは回復基調とは言い切れず、2018年中の利上げ観測は慎重にならざるを得ないでしょう。豪ドル/ドルの弱含みで、豪ドル/円は上値が押さえられそうです。
■主な注目材料
07:45 NZ3月建築申請件数
08:30 豪4月製造業PMI
09:00 韓国4月貿易収支
09:30 日4月製造業PMI
13:00 タイ4月消費者物価指数
13:30 豪準備銀定例会合/政策発表
15:30 スウェーデン4月製造業PMI
17:30 英4月製造業PMI
18:00 南アフリカ製造業PMI
21:30 カナダ2月国内総生産
21:55 米レッドブック
22:30 カナダ4月製造業PMI
22:45 米4月製造業PMI
23:00 米4月ISM製造業景況指数、3月建設支出
23:30 米4月タクシー部門観測
未定 世界乳製品取引価格指数
04:30 米国内自動車販売
休場:(77カ国・地域)中国、香港、韓国、台湾、ベトナム、タイ、インド、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポール、バングラディッシュ、パキスタン、トルコ、バーレーン、クロアチア、ヨルダン、レバノン、マルタ、モーリシャス、南アフリカ、モロッコ、ナミビア、タンザニア、チュニジア、ザンビア、コートジボアール、ナイジェリア、パレスチナ自治区、エジプト、ボツワナ、ケニア、ルワンダ、ウガンダ、ジンバブエ、イラク、ロシア、セルビア、ルーマニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カザフスタン、スロバキア、スロベニア、チェコ、ウクライナ、モンテネグロ、ドイツ、ブルガリア、オーストリア、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ベルギー、スペイン、スウェーデン、スイス、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、コスタリカ、マラウイ、メキシコ、ペルー、ベネズエラ、チリ

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