ドルは底堅い、クロス円の持ち直しで

本日のドル/円は底堅い値動きとなりそうです。ドルは利益確定売りなどで下げやすいものの、主要通貨のドルに対する買戻しでクロス円が持ち直し、ドル/円をサポートする見通し。ただ、手がかり不足でドルの戻りは鈍いでしょう。

アジアで上昇し欧米で下落

7月18日の取引は、前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による引き締め継続方針が材料視され、アジア市場で113円13銭まで強含む場面がありました。その後の欧米市場でドルは主要通貨に対して下げに転じ、ドル/円は113円を割り込みます。アジア市場で上昇し、欧米市場で値を削りました。ただ、クロス円が切り返したことで、ドル/円の下げは限定的となりました。
ドル/円は本日早朝、112円80銭台と前日NY終値付近でもみあい。前日のNYダウとS&Pの上昇を受けた日本株高で、やや円売りに振れるでしょう。足元では主要通貨が対ドルで回復基調が続き、クロス円はやや上向きの状況です。このため、ドル/円は下げづらい値動きとなり、国内勢の押し目買いで再び113円を目指す展開となりそうです。ただし、強い材料が乏しいため、ドルの戻りのペースは緩慢と予想します。

米通商政策が引き続き重石

パウエルFRB議長による2日間の議会証言を振り返ると、良好な国内経済を背景に引き締め継続の方針を明らかにしており、今後も金利差意識でドルは主要通貨に対し買われやすい地合いが続くでしょう。同時に、同議長は米中通商摩擦にも言及。保護貿易主義は景気の足かせになるとの見解で、結果的にアメリカの経済にとってのリスクになるとの認識を示しています。
前日発表されたアメリカの「ベージュブック」でも、12地区連銀は製造業者からトランプ政権の関税措置について、価格上昇や供給阻害による懸念が強まっていると報告されています。本日午後9時半に発表されるアメリカの7月フィラデルフィア連銀製造業指数は前回上振れが予想されていますが、低調となれば米中通商摩擦への警戒が広がり、ドルを押し下げるシナリオももありそうです。
■主な注目材料
08:50 日6月貿易収支
10:30 豪6月雇用統計
13:30 独6月失業率
15:00 日・工作機械受注
スイス6月貿易収支
16:00 チェコ6月生産者物価指数
17:30 香港6月失業率
英6月小売売上高
19:00 インドネシア中銀定例会合/政策発表
20:30 トルコ7月期末消費者物価指数予測
21:30 米7月フィラデルフィア連銀製造業指数、失業保険申請件数
22:00 南ア準備銀定例会合/政策発表
00:00 コロンビア5月貿易収支
05:00 アルゼンチン小売売上高

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする