ドル下げ渋り、米雇用統計控え売り慎重

本日のドル/円は下げ渋る展開となりそうです。NY市場がレーバーデーの休場で薄商いとなるなか、引き続き通商政策と新興国通貨への警戒で円買いに振れやすい。ただ、週末発表されるアメリカの雇用統計をにらみ、ドル売りは慎重となるでしょう。

トルコリラの8月安値を意識

8月31日のドル/円は、下げ渋り。アジア市場では111円を挟んでもみあった後、終盤から欧州市場にかけてクロス円の下落にけん引され、一時110円68銭まで弱含みました。トルコリラ/円が16円50銭を下回り、8月13日に付けた15円台が意識されたため、警戒の円買いに。また、サポートラインとして機能していた110円90銭付近を下抜けたことで、売りが強まる場面もありました。
ただ、NAFTA再交渉でアメリカとカナダの協議は合意に至らず、失望感から安全通貨としてのドルが買われ、ドル/円は111円台を回復します。また、トルコリラ/円が17円を目指して回復したため、クロス円は円買いが後退。それもドル/円を押し上げる手がかりとなりました。NY市場で、ドルはアジア高値と同水準の111円13銭まで上昇し、3連休前の取引を111円11銭で終えました。

NAFTA妥結への期待は継続

週明けアジア市場早朝の取引で、ドル/円は111円10銭台でもみあい。この後は日本株安を背景に小幅円買いに振れ、ドルは111円を割り込む可能性があります。また、米中摩擦の行方が依然として注視され、円買いの余地は残りそうです。ただ、NAFTA再交渉に関してはアメリカとカナダの今週の合意に悲観論は乏しく、クロス円の円買いは小幅にとどまるでしょう。
一方、アルゼンチンペソやトルコリラなど新興国通貨は足元で極端な下げは回避されているものの、ネガティブな要因に反応しやすく、警戒の円買いに振れやすい地合いは続くでしょう。午後4時発表のトルコの経済指標は注目です。ドル/円に関しては、ドルと円が買われやすく、値動きは小さい見通し。今晩は材料難ですが、7日に発表されるアメリカの雇用統計に市場の関心が向かっており、ドルは売りづらい状況となりそうです。
■主な注目材料
07:30 豪8月製造業PMI
07:45 NZ4-6月期交易条件指数
08:50 日4-6月期法人企業統計・全産業設備投資
09:30 韓国8月製造業PMI
台湾8月製造業PMI
10:30 豪ANZ求人広告件数、4-6月期企業在庫、企業売上総利益、小売売上高
10:45 中国8月財新製造業PMI
13:00 タイ8月消費者物価指数
15:00 ロシア8月製造業PMI
15:30 スウェーデン製造業製造業PMI
16:00 ポーランド8月製造業PMI
ノルウェー8月製造業PMI
トルコ8月消費者物価指数、外国観光客、製造業PMI、生産者物価指数
ハンガリー8月PMI
16:15 スイス7月小売売上高
16:30 チェコ8月製造業PMI
16:55 独8月製造業PMI
17:30 英8月製造業PMI
18:00 南アフリカ製造業PMI
21:00 チリ小売売上高
21:00 南ア8月国内自動車販売
22:00 シンガポール8月製造業PMI
ブラジル8月製造業PMI
23:30 メキシコ8月製造業PMI
04:00 ブラジル8月貿易収支
休場:ベトナム、バングラディッシュ、アメリカ、カナダ

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