ドル上げ渋り、FOMC控え買い慎重

本日のドル/円は上げ渋る値動きとなりそうです。アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)での今年3回目の利上げはほぼ織り込まれ、ドル売りは後退する見通し。ただ、来年の打ち止めに関する意見も予想されるため、積極的なドル買いは手控えられるでしょう。

ユーロ急伸でドルを下押し

9月24日の取引で、ドル/円は小じっかり。アジア市場では東京や上海の休場で、材料難から112円50-60銭付近でこう着した値動きが目立ちました。アメリカと中国が通商問題で対立するなか、それぞれ制裁措置を発動し、貿易面での不透明感からクロス円は安値付近でもみあい。ブレグジットへの警戒も広がりました。ただ、ドル・円に関しては安全通貨のドルの需要から、クロス円に比べ小幅に上昇しています。
欧米市場では、欧州議会委員会に出席したドラギ欧州中銀(ECB)総裁の発言が想定ほどハト派でなかったため、ユーロ/ドルが6月以降の抵抗線である1.18ドル付近まで上昇する場面もみられました。また、トルコで拘束中のアメリカ人牧師が解放される見通しとなり、トルコとアメリカの関係改善を見込んだリラ買いが、クロス円を押し上げます。ドル/円はNY市場で一時112円83銭まで浮揚しています。

ドル113円10銭台を意識も・・・

連休明け東京市場25日早朝の取引で、ドル/円は113円80銭付近で推移しています。この後は日本株安で小幅円買いに振れ、クロス円やドル/円は軟化する見通し。ユーロ/ドルの再浮揚も見込まれるため、ドルの下押し要因となるでしょう。また、連邦準備制度理事会(FRB)が今日と明日開催のFOMCでの利上げ決定は織り込まれ、ドルは売りづらい。反面、来年の利上げ打ち止めへの思惑で買いも進めにくいでしょう。
一方、開催時間が今晩に変更された日米通商協議(FFR)は、アメリカの貿易赤字削減に寄与するとの見方から、ドル買い材料となりそうです。ただ、日本にとってはネガティブな材料のため円買いに振れやすく、ドル/円自体の値動きへの影響は限定的となりそうです。ドルは113円が射程圏内に入りましたが、トランプ大統領が7月に113円10銭台でドル高けん制発言をしたレベルが意識され、積極的には買いづらいでしょう。
■主な注目材料
08:50 日・企業向けサービス価格指数
08:50 日銀金融政策決定会合・議事録
13:00 タイ8月鉱工業生産
14:00 日7月景気動向指数(改定値)
15:00 デンマーク8月小売売上高
16:00 ナイジェリア中銀定例会合/政策発表
16:30 スウェーデン8月生産者物価指数
17:00 台湾8月失業率、鉱工業生産
ポーランド8月失業率
21:55 米レッドブック
22:00 米7月住宅価格指数
メキシコ7月経済活動 (前月比)
23:00 米9月消費者信頼感、リッチモンド連銀製造業指数
00:00 サウジアラビア国内総生産
休場:韓国、香港、イスラエル

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