ドル上げ渋り、米FOMCで利上げ継続確認も米中摩擦・自動車関税を注視

本日のドル/円は上げ渋る値動きとなりそうです。アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ継続方針を確認できればドル買い基調は維持される見通し。ただ、米中通商摩擦の行方に警戒が続くほか、日米首脳会談での自動車関税は不可避なら円買いが見込まれます。

ドル113円付近の売りが上昇阻止

9月25日の取引で、ドル/円は伸び悩み。アジア市場では7月以来2カ月ぶりとなる113円台回復を目指して朝方から何度かトライしたものの、節目付近に並ぶ厚い売り圧力に阻まれ、その都度失速する展開となりました。アメリカの10年債利回りやクロス円の上昇がドルを押し上げましたが、アメリカと中国の貿易面での対立やイギリスの欧州連合(EU)強硬離脱への懸念から円買いが続きました。
アジア市場でのそうした流れは欧米市場にも受け継がれます。この日発表されたアメリカの消費者信頼感がITバブル期の2000年以来18年ぶりの強い内容となり、増大する個人消費による景気拡大が示されました。それにより、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め方針は当面続くとの思惑につながり、ドル買い基調は鮮明に。それでも113円台は回復できず、NY市場では112円97銭で取引を終えました。

日本は自動車関税受入れで長期円高も

26日のアジア市場早朝の取引で、ドル/円は一瞬113円に乗せたようです。この後は日本株高を背景に円売りが続けば節目を上抜け、7月19日に付けた113円16銭を目指し、さらに1月8日の最高値113円38銭が射程圏内に入るでしょう。ただ、7月は113円台を回復したタイミングでトランプ大統領のドル高けん制や利上げ批判により、ドルはその後2カ月間にわたり下押しされています。
本日は、引き続き米中摩擦やブレグジットの行方が注視されるほか、日本時間27日未明に予定される日米首脳会談が大きく注目されます。トランプ政権は700億ドルにのぼる対日貿易赤字を削減する方針で、農産品の市場開放などを要求する構え。焦点となる日本からの輸入車に対する追加関税は、日本側が適用除外を前提に2国間協議を受け入れる可能性が報じられています。
しかし、市場の安倍外交への期待は後退しており、自動車関税受入れは避けられず、今後の日本株安・円高をある程度覚悟している、との声も聞かれます。
■主な注目材料
07:45 NZ8月貿易収支
10:00 NZ9月業況判断
14:00 シンガポール8月鉱工業生産
15:00 ノルウェー7月失業率
16:30 スウェーデン8月貿易収支
17:00 スイス9月Z EW期待指数
17:30 英住宅ローン承認件数
19:00 英9月CBI流通業売上高
20:00 チェコ中銀定例会合/政策発表
米住宅ローン申請件数
22:00 メキシコ8月失業率
23:00 米 新築住宅販売戸数 (8月)
03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)/政策発表
03:30 米FRB議長記者会見
04:00 アルゼンチン8月貿易収支
休場:韓国、イスラエル

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする