ドル円は戻り鈍い、米利上げ継続方針もトランプ大統領の批判が重石

本日のドル/円は戻りが鈍い値動きとなりそうです。アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)による当面の利上げ継続の方針を受け、安値圏では買戻しが入る見通し。ただ、トランプ大統領による引き締め批判や日米首脳会談の結果などが重石になるでしょう。

米大統領は再び113円付近で「介入」

9月26日の取引で、ドル/円は弱含み。アジア市場ではFRBの政策決定待ちとなり、積極的な売り買いは手控えられました。朝方には7月以来、2カ月ぶりに113円台を一時回復したものの、節目付近に並ぶ売りに押され、上値の重さが嫌気される場面が目立ちました。一方、日経平均株価が2万4000円台を回復し、クロス円が小じっかりの値動きとなったことで、ドルは失速しても値を戻しています。
欧米市場では、FRBが連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り3カ月ぶりの利上げを決定。FOMCメンバーの引き締め見通しによると、2018年は4回、19年が3回、20年は1回。利上げ局面は20年で終了となりますが、前年の19年は市場コンセンサスの2回を上回るとの観測が好感されたようです。ただ、ドルが113円台に乗せたタイミングでのトランプ大統領のFRB批判を受け、112円63銭まで弱含みました。

自動車関税は交渉後に発動か

27日のドル/円は、アジア市場早朝の取引では112円70銭台でもみあい。この後、日本株は軟調地合いが見込まれ、株安を意識した円買いに振れやすい展開となりそうです。押し目買い意欲が強く、112円半ばから後半が中心となる見通し。株安が小幅にとどまれば、ドルのショートカバーが入る可能性もあります。ただ、トランプ大統領の利上げ批判や打ち止め観測により買戻しは限定的と予想します。
日米首脳会談は、2国間協議である物品貿易協定(TAG)の締結交渉入りで合意。注目されていた日本からの輸入車に対する25%の制裁関税について、日本側は「交渉中は課されない」との認識のようです。ただ、11月のアメリカ中間選挙で共和党が圧勝すれば消滅するとは考えられず、交渉後に先送りと受け取れます。いずれどこかのタイミングでこの問題は再浮上する見通しで、円売り材料にはならないでしょう。
■主な注目材料
06:00 NZ準備銀定例会合/政策発表発表
07:00 NZ準備銀総裁記者会見
15:00 独10月GfK消費者信頼感指数
デンマーク国内総生産
16:00 スウェーデン9月消費者信頼感
ハンガリー8月失業率
17:00 フィリピン中銀定例会合/政策発表
欧州中央銀行マンスリー・レポート
18:00 ユーロ圏9月消費者信頼感
アイスランド9月消費者物価指数
18:30 南ア8月生産者物価指数
19:00 インドネシア中銀定例会合/政策発表
21:00 独9月消費者物価指数
21:30 米4-6月期国内総生産、個人消費支出、耐久財受注、失業保険申請件数
22:00 メキシコ8月貿易収支
01:00 エジプト中銀定例会合/政策発表
04:00 アルゼンチン4-6月期経常収支
休場:イスラエル

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