ドル伸び悩み/不安定な株価に警戒続く、米GDP発表後は調整売りも

本日のドル/円は伸び悩む展開となりそうです。前日のアメリカの株高を受け、ドル高方向に振れやすい見通し。ただ、世界的に株価が不安定で警戒が続くなか、国内総生産(GDP)は高水準ながら、週末の調整売りなどに押されるでしょう。

ドル111円後半から切り返し

10月25日の取引で、ドル/円は小幅高。アジア市場では、24日のアメリカの大幅株安を受け日経平均株価が寄り付きから前日比で700円程度下げ、円買い優勢でドルは111円82銭まで弱含む場面もありました。上海総合指数も序盤は軟調で、円買いを支援。ただ、111円台に下げると国内投資家による押し目買いが強まり、この日もドルは午前中に112円付近の水準へ持ち直しました。
アジア市場から欧州市場までは、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ継続期待によるドル買いがやや弱まって主要通貨が対ドルで回復しますが、欧州中銀(ECB)理事会以降はその流れが逆方向に振れました。アメリカの株価の反発でドル買い基調に戻り、それに伴いクロス円も失速。ドル/円は112円67銭まで大きく戻しますが、その後はクロス円が重石となって、112円39銭で取引を終えました。

米利上げ期待の買いはやや後退

26日のアジア市場早朝は、ドル/円は112円40銭付近のもみあい。この後は日本株高を手がかりにやや円売りが進み、ドルは112円半ばでの推移が見込まれます。前日のECB理事会やトルコ中銀の政策決定に波乱はなく、円買いは弱まる見通し。反面、前週から株式市場が荒れ模様が続き積極的に動きづらく、居心地のいい水準とみられる112円50銭付近を中心とした値動きとなりそうです。
今晩材料視されるアメリカ7-9月期GDP(速報値)は前期比年率+3.3%と、4-6月期の+4.2%からは伸びが鈍化すると予想されています。それでも十分高水準で、FRBの引き締め姿勢を裏付ける内容となるでしょう。ただ、週末の調整売りで上昇は抑えられると予想します。一方、トランプ大統領は今週、経済紙のインタビューでパウエル議長の解任について否定したものの、そのシナリオはありうると個人的には思います。
■主な注目材料
06:00 韓国10月消費者信頼感
08:30 日10月東京消費者物価指数
11:30 シンガポール7-9月期失業率、9月鉱工業生産
16:00 デンマーク9月小売売上高
16:30 スウェーデン9月貿易収支、小売売上高
19:30 ロシア中銀定例会合/政策発表
21:30 米7-9月期国内総生産
23:00 米10月ミシガン大学消費者信頼感指数
メキシコ9月貿易収支
04:00 コロンビア中銀定例会合/政策発表

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