ドル強含みか/米共和党の過半数維持を好感も、FOMCにらみで買い一服

本日のドル/円は強含む展開となりそうです。アメリカ中間選挙の投票の結果、共和党が上下両院で過半数を維持できれば、トランプ政権への信任となり株高/金利高を受け、ドル高に振れる見通し。その後、連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみ買い一服するでしょう。

大勢判明でアジアが主戦場に

11月6日の取引で、ドル/円はしっかり。中間選挙の行方が注視され、模様眺めのなか動きづらい展開となりました。113円10銭付近での押し目買いと113円半ばでの利益確定売りに挟まれたレンジ取引で、アジア市場では下値の堅さを確認。ただ、新たな買いは入りにくい地合いとなりました。また、ポンド/円や豪ドル/円などクロス円が買われ、ドル/円をけん引するケースも目立ちました。
欧米市場も同様にポジション調整にとどまり、狭いレンジ内での値動きとなりました。ドルは、アメリカ10年債利回りの上昇とNYダウなど株価の上昇を手がかりに、NY市場の終盤に一時113円50銭まで値を切り上げ、113円44銭で取引を終えています。上値抵抗線として意識されていた10月9日高値の113円39銭を上抜けており、市場は選挙結果をやや楽観視しているようです。

共和党の上院勝利ならドル売り後退も

本日アジア市場早朝の取引で、ドル/円は113円40銭台での推移。この後は投票結果に応じた値動きとなりそうです。大接戦が予想されていたため織り込みは進んでおらず、大勢判明と同時に結果を消化する動きとなるでしょう。つまり、共和党の両院制覇なら株高/金利高に振れ、ドルを押し上げる見通し。一方、民主党の下院勝利で上院とのねじれが生じた場合は逆の動きが予想されます。
ただ、共和党が上院で多数派を維持できれば、少なくともトランプ大統領の弾劾裁判は回避されるため、ドル売りは大きく後退するでしょう。下院でねじれが生じてもトランプ政権は存続することから、金融市場は選挙の影響を残さず通常の取引に戻るとみています。

無難通過で早くもFRB批判に思惑

いずれにしても、選挙結果を受けたドルの売り買いは長続きせず、一巡後は7-8日開催のFOMCの行方が注目される見通し。トランプ政策の進展で景気拡大の加速に期待感が高まれば、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ継続方針を後押しし、ドル高方向に振れるでしょう。同時に、信任を得たトランプ大統領による利上げ批判にも思惑が広がるため、ドルの上昇は限定的となりそうです。
■主な注目材料
06:30 豪10月AIG建設業指数
06:45 NZ7-9月期雇用統計
09:00 日9月平均給与所得
10:00 フィリピン9月貿易収支
14:00 日 一致指数 (前月比)
16:00 独9月鉱工業生産
デンマーク9月工業生産高
ノルウェー9月製造業生産
17:00 台湾10月貿易収支
ハンガリー9月小売売上高
17:30 英10月ハリファックス住宅価格指数
18:30 南ア10月企業マインド
19:00 ユーロ圏9月小売売上高
20:00 ブラジル10月消費者物価指数
20:10 ポーランド中銀定例会合/政策発表
21:00 米MBA住宅ローン申請件数指数
22:20 ブラジル自動車売上高
00:00 カナダ10月IveyPMI
05:00 NZ準備銀定例会合/政策発表
休場:インド、モーリシャス

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