ドル伸び悩み/米中間選挙通過も、FOMCで利上げ継続もほぼ織り込み

本日のドル/円は伸び悩む展開となりそうです。アメリカの中間選挙は民主党の下院勝利で市場の想定通りとなり、無難通過による買いが先行。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ継続方針はほぼ織り込まれ、114円台の抵抗線が意識され上げ渋るでしょう。

NY終値は113円55銭

11月7日の取引でドル/円は2日続伸。中間選挙の結果にらみの展開で、共和党の上下両院でのリードが伝わり113円81銭まで強含む場面もありました。しかし、開票作業が進むにつれ民主党が優勢となり午後に大勢が判明すると、「ねじれ」を嫌気したドル売りに振れます。その後、民主党の下院勝利が市場の基本シナリオだったことから、開票結果を消化する形でドルが買い戻されました。
欧米市場でも113円付近では押し目買いが強まったほか、選挙は想定通りと受け止められ、株高を背景に円売りが優勢となります。共和党の上院での議席増で大統領の弾劾裁判は実質困難になったことも、安堵の円売りをやや誘発。NY市場では、ダウの500ドル超の大幅高を手がかりにドル買いが強まり、113円台半ばを回復。そのまま113円55銭でこの日の取引を終えました。

日本株高で円売り先行

本日アジア市場の早朝の取引で、ドル/円は113円50銭付近で推移。この後は日経平均株価の堅調地合いを背景に円売りが進み、ドルは113円後半を中心とした値動きとなりそうです。上海総合指数や欧米株式先物もプラス圏を維持できれば、ドルは114円を目指す展開となるかもしれません。ただ、114円台は昨年同様、抵抗レベルとして機能しており、今年も10月4日に114円54銭で上昇を阻止されています。
連邦準備制度理事会(FRB)は7-8日開催のFOMCで政策金利据え置きを決定する公算ですが、終了後の声明で引き締め継続に前向きな見解を示すでしょう。本来ならドル買いに振れるものの、12月利上げはほぼ織り込み済みで、上昇は限定的となる見通し。また、これまでトランプ大統領が何度も利上げ批判などによりドル高をけん制していることが想起されれば、積極的なドル買いは手控えられそうです。
■主な注目材料
08:50 日9月経常収支、機械受注
11:00 フィリピン7-9月期国内総生産
未定 中国10月貿易収支
12:30 タイ10月消費者信頼感
15:45 スイス10月失業率
16:00 独9月貿易収支
モーリタニア10月消費者物価指数
17:00 チェコ10月失業率
ハンガリー10月消費者物価指数
18:30 南ア9月金生産、鉱業製造
20:00 南ア9月製造業生産
チリ10月消費者物価指数
22:15 カナダ 10月住宅着工件数
22:30 米失業保険申請件数
22:30 カナダ 9月新築住宅価格指数
23:00 メキシコ10月消費者物価指数
04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)/政策発表
休場:モンゴル、インド

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