ドル底堅い/米12月利上げに期待感、ユーロやポンドの値動きに警戒

本日のドル/円は底堅い値動きとなりそうです。イタリアの財政規律やブレグジット合意の調整が警戒され、引き続き欧州通貨にらみの展開となる見通し。アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)による12月利上げ期待を背景にドル選好地合いとなるでしょう。

NY終値は113円81銭

11月9日の取引で、ドル円は反落。重要イベントをこなしドル売りに振れやすい地合いとなりましたが、イタリアの財政規律とそれに対する欧州連合(EU)の疑念で対立は深まり、安全通貨のドルと円が買われました。アジア市場では日本と中国の株安で円買いの方が優勢に。その前日のNY市場で約1カ月ぶりに回復した114円台もつかの間、再び113円台での取引となりました。
欧米市場ではイタリアの問題でユーロは売り優勢となったものの、下げが一服するとやや値を戻します。アメリカの生産者物価指数やミシガン製造業景況感指数は予想を上回る強い内容となり、ドルが選好されました。7-8日に開催された連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で引き続き積極的なスタンスを表明してドル買いを引きつけ、113円80銭台で取引を終えました。

ユーロ1.13ドル割れに警戒

週明けアジア市場の早朝取引で、ドル円は113円80銭台で推移しており、この後は日本株安を手がかりに円買い先行の見通し。一方。ユーロ/ドルは支持線として意識される1.13ドルに接近しており、そのレベルを守れるか注目されます。割り込んだ場合には売りが加速し、ユーロ/円などクロス円に売りがでそうです。ドル・円はユーロ売りの影響から113円後半でサポートされるでしょう。
報道によると、イタリア政府は2019年度の成長率について下方修正するなど厳しく見積もり、財政規律を守る姿勢を示しているもようで、買戻しの材料になる可能性はあります。一方、イギリスのメイ首相は欧州連合(EU)離脱で最終案の合意に向け調整を進めていますが、難航しているようです。本日も引き続き欧州通貨の動向をにらみながらの取引となり、ドル選好地合いを予想します。
■主な注目材料
06:45 NZ10月電子カード小売り販売数
08:50 日10月企業物価指数
14:00 9月シンガポール小売売上高
15:00 日 工作機械受注
16:00 デンマーク10月消費者物価指数
トルコ9月経常収支
16:00 ルーマニア10月消費者物価指数、9月鉱工業生産
21:00 インド10月消費者物価指数、9月鉱工業生産
休場:ポーランド、セルビア、コロンビア

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