ドル小じっかり/米中通商摩擦で買い継続、米GDP堅調なら114円台も

本日のドル/円は小じっかりの値動きとなりそうです。12月1日に行われる米中首脳会談を前に、両国の貿易摩擦への懸念から買いが続く見通し。また、今晩発表のアメリカ国内総生産(GDP)が堅調となれば、小幅ながら12月利上げを織り込む動きを予想します。

NY市場で一時113円84銭

11月26日のドル/円は上昇。アジア市場では円売り方向で寄り付いた後、日経平均株価が徐々に上げ幅を縮小し、ドルは113円40銭台に軟化します。ただ、ポンド/ドルやユーロ/ドルの下落の影響でドルは113円50銭付近で底堅い値動きに。週末にアルゼンチンで開かれる20カ国首脳会議(G20)での米中首脳会談を控え、両国の対立激化への懸念からドルが安全通貨として買われました。
欧州市場では欧州通貨がさらに値を下げ、ドル買い基調が強まります。また、連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が講演で前回ほどハト派寄りでなかったと受け止められ、ドル買いが進みました。一方、株式市場では米中摩擦緩和への期待感から、堅調地合いで取引を終了。アメリカ10年債利回りは3.06%から3.04%まで低下した後、3.05%に持ち直しています。

米GDP発表後はFRB議長講演

本日のアジア市場早朝のドル/円は113円70銭台で推移。この後は日本株高を背景に円売りが先行し、114円を目指す展開となりそうです。アジア市場では日本や中国の株価、欧米市場では米GDPが手がかり。今晩発表される改定値は前期比年率+3.5%と速報値から横ばいが予想され、その後のパウエルFRB議長の講演で利上げ継続方針が示されれば、12月利上げを期待したドル買いが見込まれます。
また、引き続き米中首脳会談への思惑もドルの値動きに影響を与えそうです。市場では首脳会談での決着が期待されるものの、トランプ政権は主張が通らなければ、中国からの輸入品に対する関税を追加する方針です。物別れとなれば、ドル買いよりも世界経済の減速を懸念した円買いに振れやすくなるでしょう。目先のドル/円は114円台を回復しても、現時点では115円台に向かうシナリオは描きにくい状況です。
■主な注目材料
09:01 英BRC店頭価格指数
16:00 独12月GfK消費者信頼感指数)
17:00 スウェーデン11月消費者信頼感
ハンガリー10月7-9月期失業率
17:30 スウェーデン10月小売売上高
18:00 スイス11月ZEW期待指数
21:00 米MBA住宅ローン申請件数指数
22:30 米7-9月期国内総生産(改定値)
00:00 米10月新築住宅販売戸数

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