ドルは戻りが鈍い/米利上げ停止の早期化を意識、最長老はカーター

本日のドル/円は戻りの鈍い展開となりそうです。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ停止時期の前倒しへの思惑からドル売りが継続する見通し。今晩は米国市場の休場で材料が乏しく、ドルは112円半ばから前半まで下げた後の戻りは限定的となるでしょう。

ドルはNY市場で一時112円57銭

12月4日のドル/円は大幅反落。アジア市場では日経平均株価の大幅安に伴い円買いが強まったほか、アメリカ10年債利回り低下で長短金利逆転により、ドルは売り込まれました。豪ドルなどオセアニア通貨の上昇でクロス円は底堅く推移し、ドル/円を支える場面もありましたが、ユーロ/ドルやポンド/ドルが大きく持ち直したこともドル/円の下押し要因となっています。
その後の欧米市場では、アメリカ10年債利回りがさらに大きく低下し2.90%台を下抜けるとドル売り基調が鮮明になり、節目の113円を割り込みました。アジア市場で値を切り上げたユーロやポンドが失速した場面でドルは113円台を回復したものの、NYダウなどが大幅安となり、ドルはNY市場で112円57銭まで押し下げられます。最終的にドルの戻りは小幅にとどまり、112円78銭で取引を終えました。

米休場でアジア株にらみか

本日アジア市場の早朝は、ドル/円は112円70銭台で推移していますが、この後は日経平均株価の大幅安が予想され、円買い先行によりドルは112円半ばから前半に値を下げそうです。今晩はジョージ・ブッシュ元大統領(父)の追悼記念日に伴う休場でアメリカの株式・債券の取引はなく、アジア株にらみの相場展開に。株安・円高一巡後は欧州中銀(ECB)総裁発言などが材料視されるかもしれません。

94歳カーター氏が最長老に

ところで、アメリカの元大統領の死去した年齢を調べてみると、長寿の人が多いことに気づきます。何代か前に遡ってみても、フォードとレーガンはともに93歳で亡くなっています。父ブッシュの死去で、94歳のカーターが存命中の元大統領で最長老になりました。トランプの精力的な言動をみていると、100歳までいけそうです。反トランプが多いことも長寿の原動力となるでしょう。
■主な注目材料
06:00 チリ中銀定例会合/政策発表
06:30 豪11月AIGサービス業指数
09:00 NZ商品価格指数
09:30 豪7-9月期国内総生産
09:30 香港11月製造業PMI
10:00 フィリピン11月消費者物価指数
10:45 中国11月財新サービスPMI
11:00 フィリピン鉱工業生産
13:00 マレーシア10月貿易収支
14:00 インド11月サービスPMI
15:00 ロシア11月サービス業PMI
16:00 ノルウェー7-9月期経常収支
16:15 南ア11月PMI
16:30 スウェーデン11月サービス業PMI
17:00 台湾11月消費者物価指数
ハンガリー7-9月期国内総生産、10月小売売上高
ルーマニア国内総生産
17:30 スウェーデン10月産業新規受注
17:55 英11月サービス業PMI
18:30 英11月サービス業PMI
19:00 ノルウェー11月住宅価格指数
19:00 英10月小売売上高
ナミビア中銀定例会合/政策発表
21:00 米MBA住宅ローン申請件数指数
22:00 ポーランド中銀定例会合/政策発表
22:15 米11月ADP雇用統計
23:00 メキシコ11月消費者信頼感
23:45 米11月サービス業PMI
00:00 米11月ISM非製造業指数
カナダ銀定例会合/政策発表
休場:タイ

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