ドルは底堅い/下値の堅さを確認後は買戻し、米小売売上高に注目

本日のドル/円は底堅い値動きとなりそうです。日本株安/円買い先行が見込まれるなか、前日の抵抗線となっていた水準で下値の堅さが確認されれば買戻しの見通し。また、今晩発表の米小売売上高で個人消費が景気拡大の原動力となっているか注目されます。

NY市場でドル一時113円70銭

12月13日のドル/円は反発。アジア市場では、イギリスのメイ首相に対する保守党内の不信任投票が否決されたことによる安心感や、米中両国による通商関連の協議への期待から円売りに振れやすい地合いとなりました。そうしたなか、日経平均株価が堅調に推移し、ドルは113円20銭台から半ばに水準を切り上げます。ただ、113円50銭前後で観測されていた利益確定売りが何度も上昇を阻止しました。
欧州市場に移っても同様の展開が続きますが、欧州中銀(ECB)のドラギ総裁が最近発表された域内の経済データの弱さを指摘するなどややハト派的な姿勢から、ユーロ売りが強まります。ユーロ/ドルは1.14ドル台回復に失敗していたこともあり、ECB理事会後は1.13ドル前半まで急落。そのためドルは抵抗線として機能していた113円50銭を上抜け、113円70銭まで強含む場面もありました。

米個人消費の強さを見極め

本日アジア市場早朝の取引で、ドル/円は113円60銭を下回っています。前日の米国株がまちまちだったため日本株は軟化し、やや円買いに振れる見通し。ただ、前日の抵抗線だった113円50銭は上抜けにより支持線に変わった可能性があります。下値の堅さが確認されれば、ショートカバーが入りやすくなるでしょう。また、引き続き米中協議への期待も、円売りを支援する要因となりそうです。
今晩は、午後10時半に発表されるアメリカ11月小売売上高が注目されます。前回下振れが予想されていますが、ブラック・フライデーはオンラインでの売上高が前年を3割弱上回ったとの報道から、個人消費の堅調さが注視されます。ただ、弱い内容となれば来週の国内総生産(GDP)も成長鈍化につながるため、株売り・ドル売りにつながる手がかりとなるでしょう。
ところでFEDウォッチをみると、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での連邦準備制度理事会(FRB)による利上げは織り込みが進んでいるとはいえず、やや悲観的なムードが広がっているようです。
■主な注目材料
06:30 NZ11月PMI
07:00 ペルー中銀定例会合/政策発表
08:50 日7-9月期日銀短観
11:00 中国11月小売売上高、鉱工業生産、失業率
13:00 マレーシア失業率
15:30 インド11月生産者物価指数
17:00 ユーロ圏12月製造業・サービス業PMI
17:30 独12月製造業・サービス業PMI
18:00 ポーランド消費者物価指数
チェコ10月経常収支
19:00 ユーロ7-9月期労働コスト指数
ウガンダ中銀定例会合/政策発表
19:30 ロシア中銀定例会合/政策発表
21:00 イスラエル11月消費者物価指数
21:05 インド貿易収支
22:00 ポーランド10月経常収支
22:30 米11月小売売上高
23:15 米11月鉱工業生産、設備稼働率
23:45 米12月製造業・サービス業PMI
24:00 米10月企業在庫
24:00 ウクライナ10月貿易収支
コロンビア10月鉱工業生産、小売売上高

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