ドルは戻りが鈍い/FRB利上げペース鈍化に思惑、FOMC開催で様子見も

本日のドル/円は戻りの鈍い展開となりそうです。米長期金利・株価の大幅安で円買い先行の見通し。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めペース低下に思惑が広がり、ドルは買いづらいでしょう。また、連邦公開市場委員会(FOMC)開催で模様眺めとなりそうです。

NY市場でドルは一時112円68銭

12月17日のドル/円は反落。アジア市場では、14日のNY終値付近でもみあった後、日経平均株価の上げ幅拡大に合わせ円が売られる展開となり、ドルは113円40銭台に乗せます。ただ、その後はユーロ/ドルにまとまった買いが入り、短期的に113円50銭台に上昇する場面は何度かありましたが、その都度節目付近の売りに押し下げられ、欧州市場まで同じレベルでの推移が続きました。
欧米市場では、アメリカ10年債利回りの大幅低下でドル売り優勢となり、ドル/円は113円を割り込みます。NY連銀製造業景況指数の下振れを受け、FRBによる来年の引き締め継続に懐疑的な見方が広がったもようです。その後、NYダウなど株価の下げ幅縮小に伴いドルは持ち直す場面もありましたが、やはり株価も大幅安となり112円68銭まで下げ、112円83銭で引けました。

アジア市場では本邦勢の買戻しも

本日アジア市場早朝の取引で、ドル/円は112円80銭台で推移。NYダウが2日間で約1000ドル、2日連続で前日比2%超下げているので、日本株安で円買い先行は避けられないでしょう。アジア市場では本邦勢による押し目買いが観測され、下げ渋ると予想します。ただ、FRBの利上げペースが焦点となり、本日からのFOMC開催で様子見ムードが広がりやすいなか、112円台からの戻りは緩慢でしょう。
今晩は午後10時半に発表されるアメリカの建設許可件数と住宅着工件数の住宅関連指標が材料視されそうです。いずれも今年前半に比べると、伸びの鈍化が示されています。他の経済指標の高水準が続くため景気が減速に向かうとは考えにくいものの、アメリカの金融政策への影響は避けられないとの見方から、FOMC後の声明にはそうしたメッセージが含まれる可能性はあるとみています。
■主な注目材料
09:00 NZ12月業況判断
09:30 豪準備銀定例会合議事録
17:30 香港11月失業率
18:00 ユーロ圏IFO景況指数
22:00 ロシア生産者物価指数
ハンガリー中銀定例会合/政策発表
22:30 米11月建設許可件数、住宅着工件数
22:30 カナダ10月製造業出荷
22:55 米レッドブック
未定 世界乳製品取引価格指数
00:00 コロンビア10貿易収支
04:00 アルゼンチン7-9月期国内総生産、失業率
休場:カザフスタン、カタール

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