ドル下げ渋り/日経平均2万円割れなら円買い加速、買戻しに期待も

本日のドル/円は下げ渋る展開となりそうです。アジア市場では日経平均株価が20000円の大台を割り込めば円買いは加速する見通し。ただ、ドルは値ごろ感から買戻しが期待されるほか明日からの3連休を控え調整も入りやすく、やや持ち直すと予想します。

ドルは前日1円超下落

12月20日のドル/円は3日続落。19日終値からは1円超の大幅安となりました。序盤はFOMC後の買戻しで112円60銭付近に上昇したものの、その後は失速。日銀は金融政策決定会合で緩和維持を決めましたが、日本株の大幅安を背景とした円買いを阻止できませんでした。日経平均株価が年初来安値を割り込んだことから、ドルは10月29日以来、約2カ月ぶり安値水準まで弱含みました。

欧米市場でも、長期金利低下や株価の下落は止まらず、円は一段高。また、米フィラデルフィア製造業景況感指数など経済指標の下振れが嫌気され、連邦準備制度理事会(FRB)が前日示したような景気減速が想起されます。NYダウの連日の大幅下落を受け、ドルは売り圧力が強まり9月10日以来の安値となる110円81銭付近まで下落。その後、111円29銭に戻して取引を終えました。

米GDP確定値を注視

本日アジア市場早朝の取引で、ドル/円は111円20銭付近。米国株の大幅続落を受け、前日同様に日本株の軟調地合いで円買いが先行し、ドルは売られやすい展開となりそうです。日経平均が20000の大台を守り切れなければ円買いは再開し、ドルは下値を模索する展開が予想されます。反面、前日の大幅株安の自律反発がみられれば、本邦勢は値ごろ感から買戻しを強める可能性もあります。

今晩は、アメリカの国内総生産(GDP)確定値が注目されます。最近の経済指標では頭打ちのものもみられ、FRBが来年以降に慎重な経済見通しを示しているのも納得できます。7-9月期GDP確定値は、速報値と改定値から横ばいの前期比年率+3.5%が市場コンセンサス。4-6月期から伸びは鈍化するものの、成長は高水準で、想定通りの内容となれば株売り・ドル売りはいったん弱まると予想します。

国内、海外市場は3連休となるため、調整の動きも観測されます。

■主な注目材料

06:00   韓国11月生産者物価指数

08:30   日11月全国消費者物価指数

09:01   英12月GfK消費者信頼感

16:00   デンマーク国内総生産、12月消費者信頼感

トルコ12月消費者信頼

17:00   ハンガリー10月貿易収支

17:30   スウェーデン11月生産者物価指数、小売売上高

18:00   ポーランド11月小売売上高、失業率

ノルウェー12月し失業率

18:30   英7-9月期国内総生産、経常収支、企業投資

20:00   イスラエル失業率

ブラジル12月消費者物価指数

21:00   英中銀四半期報告書

21:30   ブラジル11月経常収支

未定   FRB議長証言

22:30   米7-9月期国内総生産、11月耐久財受注

カナダ10月国内総生産、小売売上高

23:00   メキシコ12月消費者物価指数

00:00   ユーロ圏12月消費者信頼感

米11月個人消費支出、12月ミシガン大学消費者信頼感指数

カナダ企業景況感

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