今日のドル円は下げ渋りも、日経平均にらみ、トランプ株安警戒

本日のドル/円は下げ渋る展開となりそうです。日経平均株価の自律反発を受け、前日強まった円買いはいったん後退する見通し。ただ、市場心理の悪化に変わりはなく恐怖指数は上昇中で、トランプ政権発の株安を警戒する地合いが続くでしょう。

日経平均は実に5%安

12月25日のドル/円は8日続落。欧米のほとんどの主要市場がクリスマス休暇による休場で、アジア市場が主戦場となりました。このうち、3連休明けの日経平均は寄り付きで2万円の大台を割込み、徐々に下げ幅を拡大。21日終値を1000円以上も下回り、リスク許容度の低下による円買いでドルは一時109円台に。日本株の下げ幅は5%と想定を上回り、地合いの悪化を反映しました。
トランプ政権の日本に対する円安政策を制限する方針も、円買いを誘発したようです。その他、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め鈍化や財務長官解任の報道など、アメリカ発のネガティブな材料も加わり、ドル売りが進行。といっても、ユーロ選好地合いはそれほど強まらず、ユーロ/ドルの上昇は限定的となりました。そのせいか、ドル/円はやや底堅さもみられました。

引き続き日本株に警戒

26日アジア市場早朝の取引で、ドル/円は110円20銭付近。引き続き日経平均の値動きが注目され、一段安となれば円買い先行でドルはいったん110円を割り込む可能性があります。その際の下値メドは、8月に付けた109円79銭。下値の堅さが確認されればショートカバーも見込まれますが、戻りのペースは鈍く111円台回復は想定されていないようです。また、欧米株式先物も手がかりとなるでしょう。
前週からの市場センチメントの悪化に変化はなく、トランプ政権発の株安に警戒する1日となりそうです。VIX(恐怖)指数は今月中旬から上昇中で、25日は30付近と今年2月以来の水準に達しています。市場では「リーマン・ショック」が意識され、目先は神経質な展開を予想します。
■主な注目材料
14:00 シンガポール11月鉱工業生産
20:30 トルコ12月設備稼働率
00:00 米12月リッチモンド連銀製造業指数
休場:世界30カ国

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