今日のドル円は上げ渋り:NYダウ・日経平均反発も、不安定で失速も

本日のドル/円は上げ渋る展開となりそうです。前日のNYダウの急反発で日経平均株価は持ち直し、円売り基調の見通し。ただ、不安定な株価に警戒は残り、円買いに振れる場面もあるでしょう。引き続き米トランプ政権発のリスク要因に思惑が交錯すると予想します。

日経平均は一時1万9000円割れ

12月26日のドル/円は9日ぶり反発。アジア市場では、前日に続き日経平均にらみの展開となりました。日本株の自律反発で円買いが後退すると、ドルはショートカバーで110円60銭台まで上昇。日経平均は後場に一時1万9000円を割り込んだものの、円買いは強まらず、ドルは110円50銭以上の水準で推移します。ただ、同時にアメリカの株安への警戒で、戻りは小幅にとどまりました。
欧米市場では、ユーロ/ドルが1.14ドル台での利益確定売りで節目を下回ると、ドルは小じっかりの展開に。その後、NYダウ平均などアメリカの主要株価指数が前日比で5%前後も強含んだほか、米10年債利回りは2.73%台から2.81%台まで急激に水準を切り上げ、ドルを111円台に押し上げます。ドル/円は一時111円42銭まで上昇し、111円30銭台でこの日の取引を終えました。

VIX上昇一服も警戒は続く

本日アジア市場早朝は、ドル/円は110円30銭付近。米国株の急反発で日本株も大きく持ち直すとみられ、円売り先行によりドルは111円半ばから後半での取引が見込まれます。ただ、日経平均は26日の大引け前に1万9000円を割り込むなど、安値を徐々に切り下げています。ここ数年、年の瀬の市場は落ち着いていましたが、恐怖指数(VIX)は上昇基調で今年は明らかに例年とはムードが異なります。
26日のアメリカの株価は一時的の見方でほぼ一致。引き続き不安定な株価をにらみながらの取引となるでしょう。今晩発表の経済指標のうち、米消費者信頼感指数が注目されます。指数は高水準での推移が続くものの、今回の12月は前回を下回る見通し。想定通りなら3カ月連続で前回下振れとなるため、減速傾向が顕著になりそうです。株価の押し下げ要因となるため、アジアや欧州でドルは買いづらいでしょう。
■主な注目材料
06:00 韓国12月消費者信頼感
18:00 スイス12月ZEW期待指数
23:00 米10月住宅価格指数
00:00 米12月消費者信頼感、11月新築住宅販売戸数
02:00 エジプト中銀定例会合/政策発表
04:00 アルゼンチン7-9月期経常収支

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