今日のドル円:底堅い/米減速感も、ユーロ売りなら買戻しで仕事納め

本日のドル/円は底堅い値動きとなりそうです。直近の米経済指標は下振れが目立ち、減速感からドルは積極的に買いづらい見通し。ただ、前日の米国株続伸やユーロの上げ渋りでドルの買戻しが想定され、110円後半以上の水準での仕事納めを予想します。

NYダウは切り返し

12月27日のドル/円は反落。その前日に米国株が急反発したわりに日本株の上昇ペースは鈍く、株高を好感した円売りは限定的となりました。25日にはドルが110円付近まで下げましたが、その時に起点となったのが111円半ばでした。その残像で売りが先行し、111円を割り込みます。日経平均株価は750円高で取引を終えますが、米株式先物の軟調地合いで円売りは進まず、ドル売りに押されました。
欧州市場では、ユーロ/ドルが1.14ドル手前でもたついている間、ドルはいったん持ち直したものの、やはり売り優勢となりました。26日は実に1000ドル以上も上昇したNYダウはこの日はリスクオフに逆戻りし、ドル売り/円買い基調が強まります。ただ、ダウなど主要指数の切り返しや米10年債利回りの上昇を手がかりに、ドルは110円半ばから111円付近に戻して取引を終えました。

ユーロ1.14ドル台を意識

28日は2018年の取引最終日。早朝のアジア市場でドル/円は110円90銭付近で推移し、この後は日本株安で円買いが先行し、ドルは下落方向とみられます。前日発表された米消費者信頼感は速報ベースで3カ月連続で伸びの鈍化が示され、今後も内容が低下すれば減速を裏付けるデータになるでしょう。本日もアメリカの利上げシナリオの下方修正が意識されやすく、積極的なドル買いは手控えられそうです。
ただ、ユーロ/ドルの値動きをみると、1.14ドル以下では押し上げられる一方、それ以上で推移していると下方圧力がかかっているようにみえます。そのため、目先は需給でユーロ買いに振れる場面はあっても、本日はユーロ売り/ドル買いに振れる可能性はあります。欧州経済の回復の遅れなど、ユーロ買い材料は見当たりません。米株安となればドル売り基調ですが、ユーロ売りでドルの下値は堅いと予想します。
■主な注目材料
06:00 韓国11月鉱工業生産
08:30 日11月失業率、有効求人倍率、鉱工業生産、12月東京消費者物価指数
09:30 豪11月民間向け信用
15:00 ロシア12月製造業/サービス業PMI
16:00 独11月輸入物価指数
ノルウェー11月小売売上高
16:30 タイ11月経常収支
17:00 スイス12月KOF先行指数
17:30 スウェーデン11月貿易収支
21:00 南ア11月貿易収支
22:00 独12月消費者物価指数
23:00 メキシコ11月貿易収支
23:45 米12月シカゴ地区購買部協会景気指数
00:00 コロンビア11月失業率

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