今日のドル円:下げ渋り、円高継続で下値に警戒も株高を好感か

本日のドル/円は下げ渋る展開となりそうです。中国経済の下振れをきっかけに世界経済への減速懸念から円が買われやすい地合いは続く見通し。ただ、ドルの下値は警戒されるものの、主要株価指数が下げなければドルは買戻しが予想されます。

円急伸でドル一時104円付近

1月2日の取引で、ドル/円は4日続落。12月31日に発表された中国の12月製造業PMIとこの日の財新製造業PMIがいずれも景気判断の節目である50を割り込み、中国経済の下振れを背景に世界経済の減速に懸念が強まり、主要通貨に対し安全通貨の円に買いが集中。アメリカの議会運営の混乱による政府機関の一部閉鎖の影響からドル売りも強まり、ドル/円、クロス円が値を下げました。

一方で、NYダウなどアメリカの株価指数が堅調に推移し、ドルは108円71銭まで下げた後、108円90銭に戻して取引を終えました。ところが、本日早朝の取引で、米アップルの業績予想の下方修正などを手がかりに円が急伸。米10年債利回りの2.65%から2.62%まで一気に低下し、ドルは薄商いのなか一時104円付近まで急落。その後ドルの下げは一服し、足元は107円50銭付近に持ち直しています。

経済指標や株価を注視

年末年始の薄い取引で急激な円高が進み、ドルは前日に109円を維持できなかったこともあって大きく値を下げたとみられます。世界経済の景気後退への観測でリスク許容度が低下しており、経済指標からそれが裏付けられれば円買いに振れやすい地合いは目先も続きそうです。本日発表されるイギリスの建設業PMIやアメリカの12月ADP非農業部門雇用者数、失業保険申請件数などが注目されます。

とはいえ、NYダウが続伸となるなどアメリカの株価は小じっかりで、本日も株価がそれほど下げなければ円買いは限定的でしょう。円買い基調は続く反面、ドルは107円台を中心とした値動きを予想します。

■主な注目材料
12:30 タイ12月消費者信頼感
16:00 ノルウェー10月失業率
トルコ消費者物価指数
17:15 スイス小売売上高
17:30 香港11月小売売上高
18:30 英12月建設業PMI
21:00 米住宅ローン申請件数指数
チリ小売売上高
22:00 シンガポール12月製造業PMI
22:15 米12月ADP非農業部門雇用者数増減
22:30 米失業保険申請件数
休場:日本、モンテネグロなど

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