今日のドル円:上値が重い/米中協議への期待も、減速懸念は続く

本日のドル/円は上値の重い値動きとなりそうです。アメリカと中国による貿易問題に関する協議への期待感から円買いは限定的の見通し。ただ、世界経済の減速懸念から悲観的なムードは広がり、株高を維持できなければドルは買いづらいでしょう。

NYダウは98ドル高

週明け1月7日の取引で、ドル/円は続伸。前週末NY終値付近の108円半ばで寄り付いた後、日経平均株価が大幅反発で20000円台を回復すると、円売りで108円62銭まで強含みます。しかし、前週104円台からの切り返しで利益確定売りが強まり、ドルは108円付近まで押し下げられました。その後は国内勢が値ごろ感から買戻しに動き、108円台前半に持ち直すなど、方向感の乏しい展開となりました。

ただ、欧米市場では小じっかりの値動きとなりました。米ISM非製造業景況感は悪化したものの、ドルは108円付近から108円74銭まで値を切り上げ、NY市場では108円71銭で取引を終えます。やはりパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で金融政策の柔軟性を打ち出したことで、アメリカ経済のピークアウトが意識される反面、株価の上昇を好感したドル買いも観測されました。

日経平均2万円台に期待

本日のアジア市場早朝、ドル/円は108円60銭台で推移。この後は日経平均株価の上昇基調が維持されれば円買いは後退し、ドルは108円台後半での取引が中心となりそうです。米中間の貿易問題に関する協議への期待感が、引き続きドルをサポートする見通し。両国の事態打開に向けた動きは今月末に開かれるダボス会議では首脳どうしの対話も予定され、市場の不安をある程度抑えるでしょう。
一方で、パウエル議長の金融政策の柔軟化に関する発言のインパクトは大きく、ドルは節目の109円を上抜けられるか注目されます。

カナダ中銀は政策維持か

カナダ銀行(中銀)は9日、定例会合を開催し、政策金利の据え置き決める公算。前日発表されたIveyPMIは堅調な内容となったほか、足元では原油価格もやや持ち直しています。ただ、中銀は昨年12月5日の定例会合で現行の金融政策を維持するとともに、目先の物価見通しを下方修正。追加利上げは当面見送られそうです。とはいえドル売り基調が続き、カナダドルの下げは小幅にとどまると予想します。

■主な注目材料
07:00 ペルー貿易収支
08:00 韓国11月経常収支
09:30 豪11月貿易収支、ANZ求人広告件数
14:00 日 消費者信頼感 (12月) 42.9
15:00 エジプト消費者物価指数
15:45 スイス12月失業率
16:00 独11月鉱工業生産
ノルウェー11月製造業生産
17:00 台湾12月消費者物価指数、生産者物価指数
チェコ11月鉱工業生産
ハンガリー11月工業生産高
17:15 スイス小売売上高
17:30 英12月ハリファックス住宅価格指数
19:00 ユーロ圏12月消費者信頼感
20:00 ブラジル11月鉱工業生産
21:00 ルーマニア中銀定例会合/政策発表
南ア12月国内自動車販売
22:30 米11月貿易収支
カナダ11月貿易収支
ブラジル12月自動生産
22:55 米レッドブック
00:00 米11月JOLT求職
休場:モンテネグロ

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