今日のドル円:弱含み/米中協議期待も、米FOMC議事録で減速懸念

本日のドル/円は弱含む値動きとなりそうです。米中通商協議の成果への期待感から、株高継続を手がかりにリスク選好が続く見通し。反面、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨からハト派姿勢が鮮明になり、減速懸念や引き締め休止観測が嫌気されるでしょう。

米国とトルコの関係悪化に思惑

1月8日のドル/円は、3日続伸。前日のアジア市場では利益確定売りに下押しされる場面が目立ちましたが、この日は日経平均株価の堅調地合いを手がかりに円売り基調となり、108円半ばからもみ合い後に109円台付近に。午後から夕方にかけては米10年債利回りの上昇がドルを押し上げ、節目を一時上抜けます。ただその水準付近の売り圧力は強く、109円台で定着はしていません。

欧米市場では、アメリカとトルコのシリア情勢をめぐる思惑の違いから関係悪化を懸念した円買いでクロス円が下げ、ドルを下押し。その後は円買いを巻き戻す動きとなります。ドル/円は、NYダウなど主要株価指数の強含みで108円後半に値を戻しました。ただ、やはり前週末のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の慎重姿勢が想起されて買いはとん挫し、ドルは108円75銭で取引を終えました。

米FOMC議事要旨はハト派を織り込み

本日アジア市場早朝の取引で、ドル/円は108円70銭台。米国株の続伸を背景に日経平均株価も堅調となる見通しで、株高を好感した円売りによりドルは108円後半を中心とした値動きで推移するとみられます。ただ、今晩のFOMC議事要旨の公表を前に様子見ムードが広がり、積極的なドル買いは手控えられそうです。前日109円台が短時間にとどまったことで、やや上値の重さが意識されるでしょう。

今晩はFOMC議事要旨が焦点です。パウエルFRB議長は4日に行われた講演で、国内経済の堅調ぶりをアピールした一方で、今後の金融政策については柔軟に対応する方針を明言しました。議事録はおおむねそれに沿ったハト派寄りの内容とみられます。株価の回復基調は持続するかもしれませんが、2019年は利上げ「ゼロ」の観測が出始め、議事要旨を手がかりとしたドル売りも見込まれます。

■主な注目材料
06:30 豪12月AIGサービス業指数
08:00 韓国12月失業率
09:00 日11月平均現金給与額
NZ商品価格指数
09:30 豪11月建築許可件数
16:00 独11月貿易収支
デンマーク11月貿易収支
ルーマニア11月貿易収支
16:30 スイス12月消費者物価指数
17:00 チェコ11月貿易収支、12月失業率
ハンガリー11月貿易収支
19:00 ユーロ圏11月失業率
21:00 米MBA住宅ローン申請件数指数
22:00 ポーランド中銀定例会合/政策発表決定
ロシア11月貿易収支
22:15 カナダ12月住宅着工件数
23:00 メキシコ12月消費者物価指数
00:00 カナダ銀行定例会合/政策発表
ウクライナ12月消費者物価指数
00:15 カナダ銀総裁記者会見
04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録

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