本日のドル円:戻りは鈍い/米中協議の結果を見極め、米減速を嫌気も

本日のドル円:戻りは鈍い/米中協議の結果を見極め、米減速を嫌気も
今日のドル/円は戻りの鈍い展開となりそうです。アメリカの景気腰折れや連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め休止観測からドル売り基調が続く見通し。また、本日午前中にも発表される米中協議の内容で摩擦解消に進展がみられなければ円買いが見込まれます。

NY市場でドル一時108円割れ

1月9日のドル/円は4日ぶり反落。アジア市場では、堅調地合いとなった日経平均株価や上海総合指数、さらに欧米株式先物を背景に円売りに振れやすい地合いが続き、108円半ばから後半に浮揚します。トランプ大統領の発言でアメリカの予算編成をめぐる問題は解決するとの見方からドル買いが強まり、ドル/円は一時109円を回復。しかし、前日同様、やはり節目付近の売りに押し下げられました。

欧米市場でも序盤は108円80銭付近を中心とした値動きが続いていましたが、ボスティック米アトランタ連銀総裁が足元のFRBの金融政策について中立金利に近づいたとの認識を示し、引き締め休止を見込んだドル売りが主導する展開に。その後公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨のハト派的な内容を受けドルは一時107円台に下げ、108円13銭でこの日の取引を終えました。

中国インフレ下振れを嫌気も

本日アジア市場の早朝、ドル/円は108円10銭台で推移。米NYダウは4日続伸となりましたが、円高の進行で日本株はマイナス圏が予想されます。前日まで続いた米中通商協議に関し本日午前中にも詳細が発表される見通しで、当初期待されていたほど摩擦解消に進展がみられなければ円買いに振れそうです。また、中国のインフレ指標は前回下振れとみられ、景気減速感が顕著なら株安・円高基調となるでしょう。

一方、12月18-19日に開催されたFOMCの議事要旨は多くの議員が株安を懸念し、追加利上げに慎重姿勢をみせるなどハト派的なトーンとなりました。想定通りではありますが、アメリカの減速感も顕著になりつつあり、ドル買い意欲は減退に向かう見通し。国内勢の値ごろ感による買戻しやユーロ/ドルの利益確定売りの影響によるドル買いが見込まれますが、107円台からの戻りは限定的と予想します。

■主な注目材料
09:01 英12月BRC小売売上高
09:30 豪NAB企業信頼感指数
10:00 フィリピン11月貿易収支
10:30 中国12月消費者物価指数、生産者物価指数
11:00 フィリピン鉱工業生産
13:15 サウジアラビア12月総合PMI
13:15 アラブ首長国連邦12月総合PMI
15:45 スイス12月失業率
16:00 デンマーク消費者物価指数
16:00 ノルウェー12月消費者物価指数
ルーマニア国内総生産、貿易収支
17:00 チェコ12月消費者物価指数
17:30 スウェーデン工業生産
20:00 南ア11月製造業生産
22:30 米失業保険申請件数
22:30 カナダ11月建築許可件数、新築住宅価格指数
23:00 メキシコ12月消費者信頼感

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