今日の円ドル:底堅い/世界経済の減速懸念で円買い継続、ドル買戻し

本日のドル/円は底堅い値動きとなりそうです。引き続き世界経済をテーマに減速懸念の円買いは続き、株価を手がかりに他の主要通貨を押し下げる見通し。ただ、ドルは欧州通貨売りや値ごろ感による買戻しが見込まれ、やや値を戻すと予想します。

NY市場でドル一時109円14銭

1月22日のドル/円は続落。アジア市場では、国際通貨基金(IMF)による世界経済見通しの下方修正で懸念の円買いが主導する展開となりました。109円半ばを割り込むと本邦勢を中心にドルは押し目買いで値を戻しますが、ペースは緩慢に。また、日本株や中国株の軟調地合いが他のアジア株にも伝播し、円買いは継続。米10年債利回りの低下でドル売りも進み、109円半ばでもみ合いました。


欧米市場では、ユーロ・円に連動した値動きが目立ちます。この日発表されたユーロ圏のZEW景気期待指数は前回を上振れたものの予想より悪化が示され、欧州経済の失速を意識したユーロ売りに振れました。ドル/円は株価が堅調となれば110円台ワンタッチの可能性も指摘されていましたが、円買いに押され109円10銭台まで下落。NY市場では109円36銭で取引を終えました。

ドルは底堅さも

本日のアジア市場早朝は、ドル/円は109円30銭台で推移。前日のNY株式市場でダウが前週末比300ドル超下げるなど主要3指数は大幅安となり、日本株売り/円買いが先行しそうです。一方で、ドルは円買いに押されたものの、底堅さもみせています。そのため本日の日本株安は織り込み済みで、世界経済の減速懸念から21日に強まった円買いを小幅に巻き戻すとみます。

今晩も引き続き経済指標が手がかり。ユーロ圏消費者信頼感は予想よりも弱ければ、24日開催の欧州中銀(ECB)理事会で、今年夏以降とする利上げ時期のメドを後退させるとの見方を強めるでしょう。また、アメリカはリッチモンド連銀指数が注目材料。最近の製造業関連のISM、NY連銀、フィラデルフィアの景況指数で、上昇はフィラデルフィアのみ。住宅関連指標も弱さが目立っています。


世界経済がテーマとなるなか、閣僚レベルによる米中通商協議への過度な期待感も後退し、引き続き円買いに振れやすい地合いです。ただ、ドルは値ごろ感による買戻しが入ればそれほど大きく下げないと予想します。日銀の金融緩和策維持は円買いを弱めるでしょう。


■主な注目材料
06:45 NZ10-12月期消費者物価指数
08:50 日12月貿易収支
昼ごろ 日銀金融政策決定会合/政策発表
13:00 マレーシア12月消費者物価指数
14:00 シンガポール12月消費者物価指数
15:30  日銀総裁記者会見
16:00 デンマーク1月消費者信頼感
トルコ1月消費者信頼感
17:00 台湾12月鉱工業生産
南ア12月消費者物価指数
20:00 英1月CBI産業受注動向
ブラジル1月消費者物価指数
22:30 カナダ11月小売売上高
23:00 米11月住宅価格指数
00:00 ユーロ圏1月消費者信頼感
米1月リッチモンド連銀製造業指数

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