今日の円ドル:上げ渋り/欧州通貨売りで選好も、110円回復に距離感

本日のドル/円は上げ渋る値動きとなりそうです。ユーロ圏経済の下振れリスクで欧州中銀(ECB)の金融正常化後退の見方などから、欧州通貨は買いづらい見通し。ドルは選好されながらも連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ休止観測で買いにくい展開を予想します。

ドル109円半ば中心の値動き

1月24日のドル/円は小幅続伸。アジア市場では日本株安を背景とした円買いが先行し、109円40銭台に下げたものの、国内勢を中心とした押し目買いで109円半ばを挟んだ値動きが続きます。下値は堅いものの上値が重く、こう着した場面が目立ちました。午後以降にアメリカの予算編成に関しトランプ政権と民主党の合意に観測が広がり、米株式先物の切り返しを受けドル買いに振れました。

欧米市場では、欧州中銀(ECB)理事会で下振れリスクに伴う不透明感により今後の金融正常化方針に遅れが生じるとの思惑が広がり、ユーロ売り優勢の展開に。ドル/円は109円後半に押し上げられたものの、その後は閣僚レベルによる来週の米中通商協議が難航するとの見方から、今度はドル売り基調で109円40銭台に下落。最終的には109円64銭に持ち直し、この日の取引を終えました。

ドル109円後半は引き続き売り

本日アジア市場の早朝、ドル/円は109円60銭付近で推移。この後は日本株が前日終値付近での値動きが予想されるため、ドルも動きづらいでしょう。前日のECB理事会やその後のドラギ総裁による記者会見でユーロ圏経済の成長見通しをめぐるリスクは下向きとされ、今後の金融政策がハト派寄りに傾く可能性から、引き続きユーロ/ドルは買いづらい地合いが続くとみます。

また、ブレグジットは合意なき欧州連合(EU)離脱への過度に悲観的な見方は薄れ、離脱延期の観測からポンド買いに振れています。ただ、29日のブレグジット合意代替案が否決された場合には不透明感からポンド売りに振れやすく、ここまで期待先行で上昇しているだけに警戒が必要でしょう。引き続き欧州通貨売りを背景に安全通貨のドルと円に買いが入る展開となりそうです。

一方、前日発表されたアメリカの経済指標は強弱まちまちでしたが、最近発表された中古住宅販売件数やリッチモンド連銀製造業指数など低調な内容が想起され、29-30日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)を前にFRBの利上げペース鈍化を嫌気したドル売りが見込まれます。ドルは110円台回復を目指す展開に変わりはありませんが、週末の売りなどが引き続き重石になると予想します。

■主な注目材料
06:00 韓国1月消費者信頼感
06:45 NZ11月外部渡航者訪問者
08:30 日 東京コア消費者物価指数 (前年比) (1月)
14:00 シンガポール12月鉱工業生産
16:00 ノルウェー10-12月期産業マインド
17:30 スウェーデン12月小売売上高
19:00 ブラジル1月消費者信頼感
20:00 英1月CBI流通業売上高
20:30 トルコ1月製造業信頼
22:00 ロシア12月失業率
22:30 米12月耐久財受注
23:00 メキシコ メキシコ小売売上高 (前月比) (11月)
休場:エジプト、ブラジル

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