今日のドル円:戻り鈍い/ブレグジット合意代替案は可決も不透明感

本日のドル/円は戻りの鈍い展開となりそうです。イギリスの欧州連合(EU)離脱合意案の議会採決が焦点で、政府の修正を受け可決の見通し。ただ、3月の正式離脱までにはなお課題が残ります。アメリカの景況感悪化への懸念で、ドルの買戻しも限定的とみます。

NY市場でドル一時109円16銭

1月28日のドル/円は続落。アジア市場ではアメリカ政府機関の機能再開を受け、前週末のNYダウの堅調な値動きから日本株高/円売りが予想されていました。しかし、実際には日経平均株価が軟調地合いとなり、先行した円買いがドルを押し下げます。一方、国内投資家を中心とした買戻しがみられ、ドルは109円30銭台まで下げた後はやや値を戻す展開となりました。

欧米市場では、29-30日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)でのハト派寄りの政策スタンスを見込んだドル売り/円買いが強まります。また、キャタピラーの業績悪化を背景に景気の下振れリスクを嫌気した円買いも加わり、ドルは109円16銭まで弱含む場面もありました。ダラス連銀製造業指数の予想上振れで下げ止まりましたが、景況感の悪化は変わらず、NY市場では109円51銭で取引を終えました。

ポンドの積極的な買いは手控え

本日アジア市場の早朝、ドル/円は109円30銭付近で推移。この後はアメリカの株安を受けた日本株安を背景に円買いが先行し、ドルは前日同様、109円前半から半ばを中心とした値動きが見込まれます。アジア市場では月末に伴うドル売りの反面、国内勢による押し目買いで、日中はレンジ相場が予想されます。日本株や中国株、それにユーロやポンドなど欧州通貨の値動きが手がかりとなるでしょう。

本日はイギリス下院でのブレグジット合意案の採決が注目されます。13日に否決された政府案が修正されたことで、議会は通過する見通し。ただ、今晩の採決はその修正案の基本方針にとどまり、正式な離脱案は来月になるようです。ポンド売り圧力は後退するものの、北アイルランドとの国境に関する問題の具体的な解決策をメイ政権が示せるかは不透明で、
ポンドの積極的な買いは手控えられそうです。

また、本日と明日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、アメリカの景況感が悪化しているとの見方が広がっており、円買い基調に変わりはないでしょう。

■主な注目材料
06:45 NZ12月貿易収支
09:30 豪12月NAB企業信頼感
13:00 タイ12月鉱工業生産
16:00 スイス12月貿易収支
18:00 アイスランド1月消費者物価指数
22:00 ハンガリー中銀定例会合/政策発表
23:00 米11月S&P住宅価格総合
00:00 米1月消費者信頼感
未定  英下院議会採決

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