今日の円ドル:下げ渋り/米FOMCで利上げ鈍化も、ポンド売りで資金流入

本日のドル/円は下げ渋る展開となりそうです。連邦公開市場委員会(FOMC)での討議を踏まえ、連邦準備制度理事会(FRB)は引き締め鈍化の方針を打ち出す見通し。政策決定を売けドルは売られやすいものの、欧州通貨売りを背景にドルへの資金流入が見込まれます。

ポンド大幅安でドルに買い

1月29日のドル/円は変わらず。アジア市場では、日本株の値動きに振らされる展開となりました。日経平均株価の軟調を受けた円買い基調となり、国内勢による月末要因の売りも加わりドルは109円10銭台に値を下げます。ただ、日経平均はその後下げ幅縮小で反転期待が高まると円買いは後退し、ドルは109円半ばに持ち直し。一方で、欧米株式先物の軟調地合いでドルの戻りは小幅にとどまりました。


欧米市場では、欧州連合(EU)が景気減速に伴い、ブレグジットの修正協議に応じるとの観測が流れ、可決の期待感からポンドが強含みます。その後、メイ政権による合意案を修正すれば支持するとの超党派議員による提案が可決。ただ、メイ首相は自身の離脱合意案が議会に事実上受け入れられたとしてEUとの再交渉に意欲を示すものの、EU側は即座に再交渉を拒否する意向を示しました。


一方で離脱延期に関する提案は否決され、メイ政権はこれらの議会採決を踏まえ2月13日までに修正作業に入る見通し。ブレグジットの不透明感が増幅したことでポンドは大幅安となりますが、ドル/円は逆に買いが入り109円36銭で取引を終えました。前日より3銭高とほぼ変わらず。

ドルは売り一巡後に底堅さ

本日アジア市場の早朝、ドル/円は109円40銭付近で推移。この後は米国株がまちまちとなったことから日本株の値動きは小幅にとどまると予想され、ドルは動きづらいでしょう。今晩はアメリカ10-12月期国内総生産(GDP)速報値の後、FOMCでの政策決定とその後のパウエル議長記者会見が焦点。GDPは前期から伸びが鈍化すると予想されており、FRBのハト派姿勢を警戒したドル売りが見込まれます。


FOMCでは、現行の政策金利据え置きが見込まれます。また、日本時間31日午前4時からパウエル議長が記者会見する予定。最近発表された製造業の成長鈍化を示す経済指標などから、1月年以降の利上げペースは低下するとの見方が広がっており、ドル売りに振れやすいでしょう。反面、ポンドなどの欧州通貨は引き続き買いづらく、米国株が堅調地合いを維持すればドルは下落後に底堅さを維持すると予想します。


■主な注目材料
06:00 韓国2月製造業BSI指数
09:00 英BRC店頭価格指数
09:30 豪10-12月期消費者物価指数
未定 英 全国的住宅価格指数
16:00 独12月輸入物価指数、GfK消費者信頼感
16:00 ノルウェー12月小売売上高
未定 トルコCBRTインフレ報告書
17:00 スウェーデン1月
スイス1月KOF先行指数
ハンガリー12月失業率
17:30 香港12月小売売上高売上高
18:00 マレーシア12月貿易収支
スイス1月ZEW期待指数
18:30 英12月住宅ローン承認件数
19:00 ユーロ圏1月消費者信頼感
21:00 米MBA住宅ローン申請件数
22:15 米1月ADP非農業部門雇用者数
22:30 米10-12月期 国内総生産
23:00 メキシコ国内総生産
00:00 ウクライナ12月経常収支
04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)/政策発表

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